内容説明
クロード帝国各地で勃発した、未曽有の大叛乱を征伐したレオナート。
その武功により、広大なるディンクウッド州を下賜され、彼の常勝軍とともに州都レームへ入城を果たす。
季節は冬。レオナートは在りし日の伯母を思い浮かべ、最良の領主足らんとする。大州を完全に掌握し、憎きアドモフ帝国に対抗すべく着実に力を蓄える日々。しかし、春を待たずして、軍靴の音が北より押し寄せる。アドモフ、来襲――!
「天におわすロザリア様よ、ご照覧あれ――全軍突撃!!」
魔法なし! 痛快にして本格なるファンタジー戦記、これぞ“吸血皇子”の伝説伝承たる激震の第3弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
クロード帝国各地で勃発した未曽有の大叛乱を征伐した功により、広大なるディンクウッド州を下賜されたレオナート。力を蓄えるべく施策を進める彼らに対し、春を待たずしてアドモフ帝国軍が来襲する第三弾。反乱を起こした難しい土地を与えられての統治開始でしたが、その点はぬかりなく事前に準備してましたね(苦笑)でも予期せぬ敵襲に対してなかなか思うようにいかなかない状況は、時代の変わり目も感じたりで興味深かったですし、対峙するアドモフ側も目的のためには手段を選ばない強敵が立ち塞がることになりそうで、続巻がとても楽しみです。2016/12/13
Yobata
25
ディンクウッド州を下賜され、州都レームへ入城したレオナート達。蔓延る腐敗文官を一掃する中、エイナムが派遣されたペルンにはアドモフの脅威が迫っていて…。前半は内政,後半はロザリアを討った怨敵アドモフとの戦い。内政では知能担当のシェーラがその力を見せてくれると思ったら、別の人がやるんだね。シェーラはあくまで軍師なんだねwジエナ・ジエルとマリアールの選別はなかなか強烈だった。そして冬に攻め込んできたアドモフとの戦い。今回の戦いは敵の奇襲という事で後手に回りがちだったレオナート達だったけど、敵の戦法もなんとか→2016/12/14
水無月冬弥
20
#ラノベ 今まで鎧袖一触なレベルの戦い方でしたが、さすが敵国は手ごわい、というか強すぎるくらいですね。あれだけ相手のほうが戦術的に優れているのに勝てるのかな? そしてまさか3巻にして、彼が退場とは。やや異色だけど、個人的には気に入っているキャラだったのに、残念。2017/01/02
わたー
20
★★★★★益々面白くなってきた。前半は下賜された領地に残された奸臣どもを粛正していく内政、後半は宿敵アドモフとの前哨戦というバランスの取れた構成となっていた。特に後半の盛り上がりは凄い。個の力を極めた軍と、集団の力を極めた軍との正面からのぶつかり合い。これが熱くならないわけがない。そして、大軍同士の戦闘の影で人知れず行われた死闘とその結末が深く心に沁みた。なぜあの場面にイラストがなかったのか、それが悔やまれる。2016/12/21
真白優樹
14
州都の支配を進める中、怨敵が迫り来る今巻。―――舞台に上がる新たな強敵、そして耐え難き喪失。軍勢を整える為領地の支配を進める中、一気に怨敵が迫り来る。敵にもまた強者あり、ぶつかり合いは死闘へと発展し互角のぶつかり合いへ。そして大切な仲間が散る。レオナートは常勝不敗の人間に非ず、故にいつ誰が散るかも分からない。前巻までとは風が変わり、後手に回り苦戦が続く今巻は死闘に告ぐ死闘の中で、仲間の将軍が散る巻である。大切な仲間が遺した想いを背負い、レオナートは怨敵に勝利する事は出来るのか。 次巻も楽しみである。2016/12/14