内容説明
姉の結婚式で安曇野に帰省した相沢啓一郎が刺殺された。刑事・道原伝吉は、啓一郎の交際相手が山野辺由夏であることを突き止める。アリバイは確認されたが、彼女は3年前に発生した「探偵事務所長殺人事件」の関係者だった。ふたつの殺人を結びつける証拠が見つかり、道原は被害者の足跡を辿って伊良湖岬へ向かうが、そこでも新たな事件が。もつれた事件の真相とは!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
尾塚
7
道原伝吉シリーズ。長野の安曇野で刺殺された男の事件が意外な展開に。長野県警の道原が東京、愛知の各地を飛び回る捜査は相変わらず。捜査が進むにつれ過去の事件が明るみに。読んでいても犯人探しと動機が思いつきませんでした。結末は犯人に意外性はあるものの、動機がちょっと。まあ最近は理解に苦しむ犯罪も多発する時代だからと。ベテラン作家ですね。安定した展開で読者を飽きさせず最後まで楽しめました。2016/05/06
kan
0
いろんな物語が点と点で繋がっていく流れが素晴らしかった。そんな物語が沢山だったけど、ひとつ、矢城家の話は必要だったのかな?様々な家庭の有様は十分に書かれていたと思うので、きっと主人公の家族も反映できるので、主人公に親近感を持たせるためでもあったのかな、と勝手ながら想像。2016/05/25
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