内容説明
長野県豊科(とよしな)署管内で発見された男の轢殺(れきさつ)死体。そこには、たんなる轢(ひ)き逃げ事件ではない、明確な殺意の存在が窺われた。目撃者を名乗る女からの不可思議な電話と、郵送されてきた犯人の似顔絵。男は、なぜ殺されなければならなかったのか? 事件の真相を追って、小樽から稚内へ。サハリンが見える極北の地で、刑事・道原伝吉(みちはらでんきち)の地を這うような捜査が始まる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nemuro
1
たしか本書は、今年8月、2年ぶりで訪れた稚内のクラーク書店中央店での購入。梓林太郎の本は初ですが、かつて稚内に住んだ者(僅か2年間ですが)としての懐かしさが先行し、作品としてどうだったのかは、いずれ再読しなければ実感できそうにありませんけれど。2009/10/31
涼
0
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2011/04/post-9d4c.html2017/03/14
クロッチ
0
長野県で起きたひき逃げ事件が北の果て稚内にまでつながっていく。目撃者を名乗る女から送られてきた犯人の似顔絵を頼りに犯人に迫っていく。タチヤーナのキャラが物語に色を添えている。2019/06/22