内容説明
≪TVアニメ「文豪ストレイドッグス」放送記念! アニメ描き下ろしコラボカバー版を配信!≫
名探偵・明智小五郎が初登場した記念すべき表題作を始め、推理・探偵小説を中心に収録。自らも数々の推理小説を書き、多くの推理作家の才をも発掘してきた巨人の傑作選をぜひご堪能あれ。
<シリーズ累計250万部突破!「文豪ストレイドッグス」シリーズとは!?>
中島 敦、太宰 治、芥川龍之介、与謝野晶子、泉鏡花、F・スコット・フィッツジェラルドなど国内外の文豪のイメージをモデルに擬人化されたキャラクターが、「人間失格」「羅生門」などといった各文豪に関連する異能力を用いて戦うバトルアクションコミックス。
舞台は横浜。孤児院を追われた主人公・中島 敦は、とある自殺志願の男・太宰 治を助けたことから、異能力集団「武装探偵社」に所属することに。やがて、ポートマフィアの芥川龍之介らや、北米の異能力集団・組合(ギルド)との対決が激化していく――!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そる
317
トリックもおもしろいが、犯罪動機が、人間の暴かれたくない感情をむき出しにするので興味深い。性癖とか、嫉妬によるものとか当時考えにくかったかも。現代の今読むと、ああ、なるほどねとは思うがそれでも狂気じみてるので、当時だとかなり意表を突かれる感じだったのでは。昭和初期の雰囲気がいい。乱歩さんのクセが炸裂してますがそれがまたクセになります!「「僕のやり方は、君とは少し違うのです。物質的な証拠なんてものは、解釈の仕方でどうにでもなるものですよ。いちばんいい探偵法は、心理的に人の心の奥底を見抜くことです。(略)」」2020/09/10
ehirano1
145
やはり表題作が印象に残りました。伏線はしっかり記述されているにもかかわらず、「私(=語り手)」と同じ推理をさせられてしまうところに著者の凄さを感じ溜息出ますわ。2023/01/03
優希
116
推理・探偵小説の礎的作品が集められていると言えるでしょう。『何者』と『地獄の道化師』以外は既読ですが、何度読んでも面白いなと思わせる力があります。犯人を言い当てたと思いきやどんでん返しがある作品たちに惹かれます。特に『地獄の道化師』は犯人が一言も喋らないながらも犯人を突き止めるのが凄いところだなと思いました。謎解きの後の恐ろしさも魅力でしょうか。乱歩入門には最適の1冊ですね。読んでいて楽しかったです。2016/10/08
優希
82
推理・探偵小説が中心でした。短編ながら読み応えは抜群でした。時代こそ違えど、物語自体は今も面白いと思います。現代ミステリーでは殆ど見ることもなくなった重厚な屋敷や空気感を感じました。古い感は否めませんが、その古さが面白いと言ってもいいでしょう。2019/08/15
mayu
76
コミュ課題本。かなり久しぶりの乱歩さん。有名な作家さんだけあって謎解きの巧妙さには惹きこまれた。自分なりに考えながら読むけどわからなくて、謎解きシーンで繰り広げられる推理に一旦納得してもまたどんでん返し。まさかの結末に驚くことが多かった。伏線がすべて回収されて、すっきり終わるのも良い。「地獄の道化師」が印象的。不気味なのに、先が気になって一気読み。だからってここまでするとは!というのが感想。謎解きはもちろんさすがなんだけど、たどり着いた真相は怖いし、ある意味哀しく感じた。2020/08/29
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