内容説明
滝口正雄が翻訳しているのは、“ニンジュツ”修行に励む外国人ヒーローや秘術を繰り出す“くノ一”軍団が登場する日本を舞台にしたスパイ小説。訳し進めていくと、2年前に変死した女友達の名前が現れた。原著者は事件の真相を知っているのでは? 不審を感じた滝口は再調査に乗り出すが……。(三重露出) ほかに「半七もどき」などパロディの傑作短篇を併録する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
30
著者の様々な試行的な観点を入れ込んだ作品です。好き嫌いがあるかもしれません。昔、著者は結構海外ミステリーを翻訳していたこともありその経験を入れ込んだりしています。他の短編もパロディで落語についても勉強していた経験が役に立っているように感じました。2015/01/19
miroku
15
作中作と現実とのリンクというメタ構造。この二つが二重露出だとして、三つ目の露出はどこか?そんな事を考えつつ、都筑さんの洒脱なパロディに酔いしれた。 2012/11/11
しんすけ
7
ときおり都築道夫を読むと最初の数ページは面白く感じるが、途中で飽きが来るのか最後まで読むことは少ない。もう忘れられても惜しくはない作家の一人になってしまったと断言できる。この原因は「凝りすぎ」と「泥臭さ」にある。本日読み終わったパロディ的バスティッシュ『三重露出』も例外ではない。「凝りすぎ」も「泥臭さ」もある意味では文学には必要なものと思うが、短めにさり気なく書かれることが好ましい。この「さり気ない」を巧妙に表現できたのは星新一だったと思う。だが都築道夫は、星新一の延長線で語れることもある。2018/11/13
野田有
3
架空の海外ミステリの翻訳パートと、その翻訳家が現実に事件を捜査するパートに分かれてる。両パートの絡み方が薄くて、この程度のメタっぷりは現代ではビミョーかな。それでも、翻訳パートの忍法帖をパロった破天荒なアクション小説ぶりが最高、いやあ笑った笑った。2010/07/20
松田望
2
翻訳家の推理する現実のパート、翻訳された外人の忍者アクション小説の二つが絡みあうミステリ……のはずがあまり相互関係がなく、肩すかし。購入して二〇年越しでようやく読破。2012/12/30
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