内容説明
非業の死を遂げた八剣巷二が蘇ったのは、王位継承をめぐって魔法使いが権勢をふるい、美女・妖婦、無敵の剣士らが入り乱れる地球外王国。王子にすり替わったウエラこと八剣には、しかし秘められた使命があった。ミステリーの鬼才が、華麗なイマジネーションを駆使する異世界ファンタジー。(翔び去りしものの伝説) ほかに未完長篇「地球強奪計画」などを収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
30
SFとはいうものの、どちらかというと異世界アドベンチャーのような感じです。「銀河盗賊ビリィ・アレグロ」のようなものを期待していたのですが。まあ著者の才能の幅広さを感じさせる作品集になっていると思います。私は楽しめました。2014/11/06
Empirestar
2
バローズ風の異世界冒険譚なのだが、なかなか。 初期のハヤカワ文庫SFではリン・カーター、リイ・ブラケットのSF設定な異世界ファンタジーだった。 2008/02/08
y--75
1
珍走団とのトラブルによって命を落としたはずの主人公が目を覚ますとそこは剣と魔法のファンタジックな異世界だった…と書くと最近流行りの異世界転生ものかと思うが、この作品は昭和51年~53年にかけて「奇想天外」という雑誌に連載されていたもの。即ちコンピュータRPGが普及するずっと前から存在していた異世界転生ものである。内容としては、前半は王位を巡って何人もの人が策略をめぐらしていたりとサスペンス臭が漂うが、後半の展開は結構熱い。優秀なエンタメ作品。2020/08/20
kanamori
0
☆☆☆2010/09/29