内容説明
ハワイ。小野寺慶吉は女装のホモセクシャル、ケイの誘いに応じた。事後、慶吉の太腿に残った二つの噛み痕が前兆だった。日本に戻った慶吉のもとへ、ケイから指令が届く。“食事の用意を、若い健康な日本人を”不可思議なケイの力に操られ、慶吉は生贄を探すが……。謎の存在、ケイの正体は? 吸血鬼を超えるホラー!(血のスープ) ほかに傑作怪談短篇を多数併録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
32
都筑さんの作品ではほとんど読んでいたことがないものでした。このようなものも書いていたとはやはり様々な海外のミステリーやホラーなどを読みこんできたということなのでしょう。物語の構成などはおもしろいと思うのですが題材的なものが私にはあまり合わない気がしました。2015/02/10
Hugo Grove
3
うーん、私の好みではなかった。2013/09/18
エズミ
2
カストリ雑誌編集の名は伊達じゃないです。先駆けてんなー(表題作)2009/09/23
おかめ
1
表題作「血のスープ」は初読み。なかなかグロテスク。臓物系はちょっと苦手。ショート作品はどこかで何度か読んでいるもの。時空がぐんにゃり曲がるような感じは好き。都築怪談は面白い。2019/06/26
やらい
1
表代作の「血のスープ」は、少々ドギツイ描写から始まる吸血鬼ホラー。実験小説のような、ページの段組で朦朧とするさまを表現するところは、かなり前衛的な小説に見えた。続く短編集も、はだか川心中をはじめとした逸品ぞろい。巻末エッセイで著者が書いているように、ストーリィ性の高い、奇妙な味の怪談で、なんとも言われぬ物語としての怖さが好きな私にはたまらなかった。短編の中でベストを挙げるとしたら、最後の展開が悲哀にあふれている「風見鶏」。ショートショート版の「夜の声」も収録されていて、読み比べられるのもにくい編集でした。2016/04/16
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