内容説明
謀略反乱結社タイガーの野望を阻止しようとする、国際警察秘密ラインのトップ・エージェント、J3こと吹雪俊介を襲う危機また危機。奇想天外な攻防の舞台は、カジノ、スキー場から香港、マカオへ。「暗殺教程」007を日本に初めて紹介した都筑道夫の生んだ伝説のヒーロー、“スパイキャッチャーJ3”が、大長篇、漫画、TVシナリオを通じて、いま蘇る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
28
著者が和製007を意識して書いたものです。今から見るとかなり古臭く見えますが、当時はテレビドラマの原作ドラマを書いていてそこからこの作品が生まれたようです。昔の桃源社版でも読んで楽しめたので再読しました。2014/12/11
いけきょう
3
都築道夫は好きな作家で、この都築道夫コレクションシリーズの中では、この本が一番好きです。ストーリイは漫画的ですが、本人も007を意識して書いたというだけあって、当時としては、アクション感満載、スパイものとして出てくる小物も最新だったのでしょう。まだ、携帯もネットもFAXもない時代ですからね。だから、よけいに楽しめるので、好きです。2016/01/09
kanamori
0
☆☆☆★2010/09/29
MIRACLE
0
表題作は集英社文庫で読んでいたので、残り(ノベライズ、シナリオ、自作解説)をよむ。本人は自賛しているが、退屈な小説だった(古い)。2012/05/13