魔海風雲録~都筑道夫コレクション〈時代篇〉~

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魔海風雲録~都筑道夫コレクション〈時代篇〉~

  • 著者名:都筑道夫
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 光文社(2016/02発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334735883

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内容説明

豊臣から徳川への歴史の転換期――。木曽の山中では、山大名・紅面夜叉の隠し財産をめぐり陰謀が渦巻いていた。そのありかを記すとされる魔鏡の争奪戦。手から手へ渡るたび人々の運命を翻弄し、その果て、魔鏡は南の大海原、奴隷船の上に流れ着いたが……。(魔海風雲録) ほか、傑作時代短篇「西郷星」及び「善亭武升なぞ解き控」を合わせた3篇を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

19
伝奇時代小説です。表題作のほかに短篇が2作入っています。猿飛佐助やその他真田十勇士に関係ある人物なども出てきて、コミックを見ているようです。都筑さんがこのような時代小説を書くとは驚きました。砂絵シリーズなどとはちょっと違う感じがしました。国枝史郎を思い出しました。2014/09/03

bluemint

3
魔海とは言っても海が舞台になるのは最後のほんの少し。大菩薩峠や神州纐纈城に連なる伝奇小説で、忍者はもちろんのこと、血染めの大名やハーフのイケメン鞭使い・ナゾの美女姉妹などが入り乱れる正統的な伝奇小説。ただ、どんでん返しや、あっと驚く意外な結末などは無いので、最近のサービス満点の小説から見ると物足りなさは感じる。オマケの短編も、作者の傑作である砂絵師シリーズには及ばない。特に西郷星の絵を食べた理由は無理がある。2018/01/16

辺野錠

2
宝のありかが隠された品物を巡って忍者や怪人が争奪戦が繰り広げられる手堅い感じの王道な時代小説と言う印象。同時収録の小説も楽しい。モースが探偵役なのが伝奇っぽくて良かった。しかし解説にあったけど掲載誌や切り抜きが見つからなくて収録できなかったって戦後なのにこういうことがあるのね。2017/12/09

MIRACLE

0
表題の長編に、短編(四作)とエッセイを収録した作品集。表題作は著者にとっての最初の長編(昭和29年)。短編は「西郷星」と、武家上がりの戯作者が主人公の「善亭武升」の連作(ともに平成の作品)。「魔海」は埋蔵金を記した手鏡をめぐる活劇。物語の大半は陸での話で、終盤にやっと、海が舞台になる。また、無意味な修辞が多く、読むに耐えない作品だった。「西郷星」はエドワード・モースが探偵役だが、キリオン・スレイと同様、片言の日本語では説得力が無く、失敗だろう。啓蒙臭も鼻につく。新保博久の解題は名前に反して、進歩がない。2016/03/15

kanamori

0
☆☆☆2010/09/29

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