小学館文庫<br> 鴨川食堂いつもの

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小学館文庫
鴨川食堂いつもの

  • 著者名:柏井壽【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 小学館(2016/01発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094062465

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内容説明

京都発!心もお腹も温まります。

板前の父と探偵の娘がお迎えする、看板のない食堂へようこそ。
食にA級もB級もありまへんけど、人間にも一流も三流もありまへん。
京都発!シリーズ初の文庫書き下ろしを電子化!
第一話 かけ蕎麦
親にとって、子どもは幾つになっても子ども。
第二話 カレーライス
人間に、一流も三流もありまへん。
第三話 焼きそば
食捜しはするけど、人捜しはせえへん。
第四話 餃子
罪を許された日の、まかない料理。
第五話 オムライス
好物だったのに、見ると吐き気がしてしまう。
第六話 コロッケ
過ちを認めるのに、遅いも早いもありまへん。

連続ドラマ化! 
プレミアムドラマ「鴨川食堂」
NHK BSプレミアムにて2016年1月10日より放送予定(全八話)。
出演 忽那汐里 萩原健一 岩下志麻ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

465
3作目。構成が定型化しているのはいい。各登場人物の「思い出の食」についてのアイデアもまだまだ引き出しが多そう。ただしあまりにも定型すぎて、同じ言い回しが毎回出てくるのにはだんだん飽きてきた。浩さんについても引っ張りすぎ。そして最大の難関は以前の巻にても気づいたことなのだが、(男性)作家さんが、主人公のこいしちゃんの口を通して語る人生観が少々フェミニズムに外れているということ(詳細については自粛)。これで読むの止めちゃう女性読者も多いんじゃないかな。2023/08/02

hiro

176
シリーズ第三弾。まず思い出の「味」を探している依頼者が鴨川食堂を探すところから始まり、そしてその「味」に再会した依頼者が帰ろうとする最後のところに、猫のひるねが登場するという、今回も流の料理、京都弁に、この心地よく癖になるワンパターンの展開が十分堪能できた。そろそろ思い出の「味」がネタギレになりそう?だが、第四弾以降の思い出の「味」を予測してみると、うどん、ちらし寿司、えびフライ、てんぷら、たまご焼きというところだろうか。2016/04/12

紫 綺

165
想い出の食を探す「鴨川食堂」シリーズ第3弾。依頼時に供されるおまかせ料理と酒の旨そうなこと!!依頼される平凡なメニューとのギャップが激し過ぎ。黄門ばりのストーリー展開はご愛嬌、リアルな京言葉も華を添える。2016/05/03

佐々陽太朗(K.Tsubota)

150
人間関係には様々なこじれや屈託がある。すれ違いや齟齬、元に戻せないことへの後悔と反省。食を通じて凝り固まってしまった心をほぐし、癒やしてくれる。鴨川食堂はそんな場所だ。六話の短編にほっこり温めていただきました。2017/01/15

やまさん

141
鴨川流とその娘こいしのいる鴨川食堂。依頼人の思い出の料理を探索し再現するお決まりのストーリーの中にもそれぞれに感慨深いものが。本編はかけ蕎麦、カレーライス、焼きそば、餃子、オムライス、コロッケと「いつもの」家庭の食卓に馴染み深いおかずのオンパレード。なかでもオムライス編の「人生に失敗も成功もない。飢えん程度にメシ食えて人さんに迷惑掛けんと厄年超えたら十分。人生失敗と思ったら両親、家族に申し訳たたない」の流の言葉はよかった!人生クヨクヨせず前向きに生きていく応援歌に感じました。2018/07/21

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