内容説明
京都発! 旨さも温もりも大増量!
思い出の「味」、探します。
迷い人に優しい食堂は、今日も元気に営業中!
京都発ベストセラー!
第一話 味噌汁………………………………帰りたいのに帰れない
第二話 おにぎり……………………………果たされなかった約束
第三話 豚のしょうが焼き……………夫婦は仲良ぅせんとあかん
第四話 冷やし中華……………………夏休みとお祖母ちゃんの家
第五話 から揚げ………………………負け犬青年と消えた料理人
第六話 マカロニグラタン………すがるのは過去の思い出ばかり
板前の父と探偵の娘、トラ猫の“ひるね”がお迎えします!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
三代目 びあだいまおう
252
シリーズ4作目、依頼者の思い出の食事を探しだして再現する。詳しい話を聞く前におまかせで食事を提供。毎回ワンフィンガー程度のポーション料理を9品程度お皿に盛り込み、その後ご飯もの。メニュー説明も心地よくて美味しそう。後日の再現料理が依頼者の何か心に空いた穴を埋める。連日の過酷が祟って肩・首・背中・腰がパンパンになり、マッサージのハシゴでも楽にならなかった昨晩、ノンストレス本一冊分湯船に浸かろうと、強アル缶完全完備で。お陰で久しぶりにゆっくり湯船に浸かった❗身体はあまり楽にならなかったけど、ま、いいか‼️🙇2019/10/19
hiro
166
マンネリでも四巻にもなれば立派(笑) このシリーズには新刊が出ると読みたくなる不思議な魅力がある。今回も京都の鴨川食堂には食を捜しているを人が訪れてくる。いつながらの捜す食はありふれた料理だけれども、それに比べて依頼人が鴨川食堂で食べる、流が作る手の込んだ料理は大変魅力的で、実際に食べてみたくなる。今回第一話では、こいしが一人で食を捜し出しに行くが、これは今までなかったパターンだったのは? まだまだ、エビフライ、卵焼き、ちらし寿司、オムレツと捜す食となりそうなものはたくさんあるので、続編を希望する。2017/02/10
紫綺
160
鴨川食堂シリーズ4作目。パターン化され、マンネリ化を避けるためか、今回はひと癖有りそうな依頼者を連ねる。特にリアルな京都弁と、料理に合う調味料の妙がキモ!!2017/03/11
カメ吉
128
相変わらず安定感のある作品で1巻~4巻まで変わらぬパターン。 特にドキドキもないけどほっこりする読後感が好きです。6話からなる短編集なのですぐに読めるのも魅力です。実在の食堂ならば絶対に行きたくなるその料理の描写も好きです。 そういえば自分には探してもらいたい料理がないような気がする。2017/01/11
やまさん
123
定番の食探し。本編は味噌汁、おにぎり、豚のしょうが焼き、冷やし中華、から揚げ、マカロニグラタンの6品。それぞれの食に依頼人の思い出が込められておりその思い出に浸りながらの食事に感慨深いもの感じます。そして流の料理を通じての人生訓のなかで「野球の試合とかは勝ち負けの結果がすぐでる。人生の勝ち負けなんてものは無いも同じ。あえて言うんやったら勝ったり負けたりの繰り返しが人生」というからあげ編の言葉に納得しました。だれもが勝ちっぱなし、負けっぱなしの人生なんてないんだもんな~。明日からも目いっぱい頑張ろう!2018/07/22