小学館文庫<br> 鴨川食堂ごほうび

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小学館文庫
鴨川食堂ごほうび

  • 著者名:柏井壽【著】
  • 価格 ¥803(本体¥730)
  • 小学館(2024/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094073683

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内容説明

京都発!食捜しなら鴨川親娘におまかせあれ!

京都・上賀茂神社の近くに移転した「鴨川食堂」。元刑事の父・流と娘のこいし、そして料理人である浩の三人で営むこの食堂は、どんな思い出の味も捜し出し、食べさせてくれるという――。

第一話 スポンジケーキ……25年前のときめきを

第二話 雑煮……特別なおもてなし

第三話 蕎麦鍋……人生のはじまり

第四話 ホットドッグ……嘘か実か

第五話 牡蠣フライ……母の責務

第六話 ヒレの網焼き……片隅の思い出

心もお腹もじんわり温まる6つのストーリー、大人気シリーズ第11弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bura

90
シリーズ第11弾。上賀茂神社の近くにリニューアルオープンした鴨川食堂。こいしと料理人の浩で店を切り回す。食の探偵事務所は流がメインとなり、探偵依頼を受けるスタイルになった。スポンジケーキ、雑煮、蕎麦鍋、ホットドッグ、牡蠣フライ、ヒレの網焼きが今回の食の思い出。相変わらずの展開だがそのマンネリズムがうれしい。元日の能登地震が物語に描かれていて時間の流れも見せていた。まだまだ続けて欲しい。2024/10/19

ひさか

64
STORY BOX2024年1月号:スポンジケーキ、2月号:雑煮、書き下ろし:蕎麦鍋、ホットドッグ、牡蠣フライ、ヒレの網焼き、の6つの連作短編を2024年7月小学館文庫刊。シリーズ11作目。引っ越し後の鴨川探偵事務所は流さん、こいしさんの二人三脚的な調査、推理で回っていくようです。依頼から2週間後の謎解きは一層洗練されて、しゃれた定番化になりました。2024/10/05

真理そら

64
穴水の震災には作者さんも驚かれたことでしょう。上賀茂に引っ越した鴨川親子&浩で新しい出発のはずが、浩くんは穴水に行ってしまい…。過ぎた日の悔いのようなものがテーマになる話の中で「カキフライ」は野心的な現役感溢れる物語だった。なぜまずいと思い込んでたんだろうという疑問も残りつつ気持ちよく読了。2024/07/23

Karl Heintz Schneider

60
前作では鴨川食堂のある地域が再開発の対象となった。10作目ということでキリがよく、シリーズ完結かと思われたが今作では上賀茂神社の近くに居を移し店も再開。まだしばらくは続きそうだ。しかも今作から依頼人の話を聴くのが流、現地調査をするのがこいしと役割も逆転している。「うちでは特に金額を決めてませんねん。お気持ちに見合うた額をこちらに振り込んでください。」各話の最後に流れが必ず言う決まり文句。みんな一体どれぐらい払ってるんだろうと気になる。行き先にもよるだろうけど10万?20万?北海道や沖縄だったらもっと?。2024/09/16

hiro

52
前巻で上賀茂神社の近くに引っ越した「鴨川食堂」。思い出の味を見つけるために、各地から京都にやってくる依頼人という設定は変わらないが、引っ越し後はマンネリ打破のためか、依頼人からの聞き取りはこいし、現地に出向いての食を探しは流という役割分担も、ほぼ聞き取り役は流、食を探し役はこいしと変わっていた。今回も食探しの依頼の思い出の味もいつものようによく知られているものだが、「蕎麦鍋」だけはネットで検索した。準レギュラーの妙と浩ももちろん登場し、マンネリ化が逆に京風のいいの味をだしているのかもしれない。 2024/12/17

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