文春文庫<br> 坂の上の雲(五)

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文春文庫
坂の上の雲(五)

  • 著者名:司馬遼太郎
  • 価格 ¥800(本体¥728)
  • 文藝春秋(2016/01発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/2)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167105808

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内容説明

強靭な旅順要塞の攻撃を担当した第三軍は、鉄壁を正面から攻めておびただしい血を流しつづけた。一方、ロシアの大艦隊が、東洋に向かってヨーロッパを発航した。これが日本近海に姿を現わせば、いま旅順港深く息をひそめている敵艦隊も再び勢いをえるだろう。それはこの国の滅亡を意味する。だが、要塞は依然として陥ちない。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

359
この巻もまた、そのほとんどが戦闘場面である。好古の活躍が最後に描かれるが、それとても彼自身にとっては不本意な戦いであったことだろう。それは偏に大本営の騎兵に対する認識の不足、というよりは無さに起因していた。彼らは、時として伊地知のような参謀を専門家視し、乃木軍の度重なる敗戦を招き、多大な犠牲を強いた。その一方で、騎兵の専門家たる好古を活かすことができなかった。今の時点から大局を見ることができれば、そのようなことはなかっただろう。それができないのが、人の世の常であるのかも知れないが。司馬遼󠄁太郎は、時に⇒2026/07/27

yoshida

242
二百三高地攻略、バルチック艦隊の航海、黒溝台会戦の前哨戦まで。日露戦争の転機となる二百三高地攻略戦。乃木希典率いる第三軍は旅順要塞の攻略目標を二百三高地とするが、ロシア軍も防備を固め容易には陥ちない。満州軍総司令部から児玉源太郎が旅順へ赴く。乃木から児玉は第三軍の指揮権を一時借用し作戦を転換する。遂に二百三高地を陥とす。小説ではあるが余りに劇的な変化だ。それまでの第三軍の難戦が嘘のようだ。確かに第三軍参謀達の頑迷さもあると思う。実際は第三軍のそれまでの力戦に児玉の作戦指導のタイミングが良かったのだと思う。2018/06/03

ehirano1

235
#203高地への死の突撃は後の「特攻隊」に繋がっていくのか?#遂に無能(≒頑固)指揮官の一時交代により203高地を奪還。#児玉源太郎の軍人はもとより人間性が秀逸過ぎ。#児玉が後世隠し通しておきたかったことを著者が壮大に暴露www。#203高地奪取後の両軍和睦で、両軍兵士が一緒に抱き合い、そして一緒に呑みに行く光景になんだか涙が出る。#バルチック艦隊、遂に出発も英国の壮絶な嫌がらせにより、喜望峰を回った時点で既に満身創痍(泣)。2025/06/15

mitei

187
児玉源太郎が組織的には非常の手段で乃木から指揮権を取り上げて旅順を陥落させたところが見せ場。ロシアもロシアで問題だらけだったんだな。2010/01/27

いおむ

177
さて五巻をようやく読み終わりました!面白いのだけれど就寝前の読書本と決めていたので結構時間がかかりました。しかし203高地の話は寝る前に読むには辛すぎる内容。児玉が最前線に赴き事態が好転するまで、どれだけ無駄な血(あえて言います)が流されたのか、悲惨すぎる。バルチック艦隊のヨーロッパから喜望峰周りの大航海も大変興味深く面白かった。また203高地が辛すぎたので、巻末の秋山騎兵旅団の活躍が際立ちます。当時の国際事情や各国の思惑、歴史、思想などちりばめられ、大変楽しめました!2018/12/29

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