内容説明
曲った空間を数学的に取り扱うためのいくつかの概念(測地線、接続、共変微分、曲率など)を導入することから出発し、それをもとにして、一般相対性理論の基礎方程式とその簡単な解まで一気に論ずることを目指す。
目次
ユークリッド幾何学;擬似幾何学;リーマンのゲッティンゲン講演・前編;埋め込まれた超曲面の幾何学;超曲面上の測地線;可微分多様体からリーマン多様体へ;ファイバー束における接続の幾何学;テンソル;共変微分;曲率とねじれ率;時間空間の幾何学;自由落下と等価原理;時空の曲率と重力;アインシュタインの宇宙方程式;シュワルツシルド解;宇宙論への応用;ゲージ理論;リーマンのゲッティンゲン講演・後編