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内容説明
少帝を廃し、陳留王・協を第14代皇帝とし、自ら相国の地位についた董卓は後漢王朝の独裁者となり、残虐非道の限りを尽す。洛陽を出奔した曹操は打倒董卓の檄文を各地に送る。ついに反董卓連合軍が結成され、シ水関で激突する。しかし、先鋒の孫堅軍に、劉備軍以外は誰も援軍を送ろうとはしなかった。連合軍は必ずしも一枚岩ではなかった。自分たちだけは傷つくまいとしていた。それぞれが思惑を秘め、虎視眈々と天下を窺っていたのだ。戦いは董卓軍が押され気味になり、撤退。ところが、都の洛陽ではなく、長安に向かった。その折、洛陽を焼き尽くし、住民たちにも長安への移住を強制する。長安への遷都だった。この董卓軍に追撃したのはただ一軍。曹操軍だった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ウチケン
5
北方謙三版『三国志』を原作としているが、小説からのエピソードはあるものの、もしかしてこの漫画家さんの『三国志』に北方謙三の看板背負わせただけの商売だったんじゃないかと思えてくる。キャラクター設定が未だに馴染めない。孫堅は次第に“ドズル”(ガンダム)にみえてきた。2017/01/29
何事にも全力で
2
この巻の主役は完全に孫堅でした。玉璽を手に入れ劉表の大群を破り、「さぁこれからだ!!」って時に…無念。一方、曹操のなんたる情けないことか。手柄を急ぎ軍を進ませ、多くの兵を失い負け戦とはなんと曹操らしくない。それほど呂布の力が強大であったということなのだろう…。そんな曹操も逃げ延びた先でしっかりと力を蓄え、劉備の周りにも勇将が集まり、そして次巻はいよいよ王允が動き出す。2011/07/23
kamogawaHB
1
紙が良い2011/07/28
もくもく
0
孫堅が玉璽を手に入れるあたりまで。2011/09/19
CYD
0
曹操と孫堅の回でした。孫堅の野望が現実味を帯び始めたやさき、あっさりと退場…。うーん、もう少し孫堅の描写があっても…。飽信の扱いはあんまりだなぁ…。曹操は派手に負けましたね。曹操の表情といい、弱腰になってしまっているところは良かったです。この負け戦が乱世の英雄曹操にとって大きな経験になったのは言うまでも無いですね。2011/08/15