内容説明
竜吉は二歳で、角兵衛獅子の親方に売られた。十七歳の時に逃げ出し、軽業を活かし盗人となった。あれから八年、かつて思いを寄せた親方の娘、おようが婚家から出奔し、追われているという。おようの行方を探る竜吉に骨董屋の安五郎が近づく。火盗改めの役宅での夜働きと引き替えに、おようと会わせるという。安吾郎の正体を怪しむ源蔵。竜吉は思いを遂げられるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
84
人情同心 神鳴り源蔵シリーズの6作目。2014.09発行。字の大きさは…小。捕り物帖と言うよりは時代劇サスペンス。竜吉は、角兵衛獅子の見張り役の遊佐吉兄貴から親方の娘・おようが婚家である北国屋長太郎から男と江戸へ逃げたと言われた。その上、北国屋は、おように刺客を送ったという。竜吉は、おようを捜していると骨董屋の須摩屋安五郎と知り合う。安五郎は、竜吉に火盗改めの役宅に盗みに入って香木「夕鶴」を盗んでくるように言う。その代わり、おように会わせると言うがどうも…。最後は、凄いことになった。予想もしていなかった。2020/02/03
とし
66
人情同心 神鳴り源蔵「雷神の鉄槌」6巻。源蔵と七蔵との約束、やっとこれで竜吉は源蔵の手下になるのか、最後の締めは今回も源蔵さん勘働きで事件解決に次巻も楽しみ。2014/10/01
いつでも母さん
5
待っていました!雷源蔵!スカッとするなぁ。やっと、竜吉も仲間入りね。六助も竜吉も幼かった頃に優しくしてもらったことが心にあって、どうしてもおようを悪く思えないなんて・・純だったと思うと同時にそれほど過酷だったのだなと哀しくなる。次回も期待したい。2014/10/06
goodchoice
2
源蔵の深い読みにいつも驚かされる。さて、竜吉も手下になるようだし、今度は誰を中心に物語が進むか楽しみだ。2014/11/15
さゆき
0
図書館からの借り物。2014/11/23