内容説明
三人の町娘が、名を秘された武家屋敷へ奉公に出た。不審に思った竜吉と六助は、娘の一人を乗せた駕籠を追う。だが、見失ったうえに、六助が消息を絶つ。探索を続ける竜吉が、六助の巾着を伏見屋の寮の床下で見つけた。ここに娘たちがいた証拠だと、神鳴り源蔵が看破する! 伏見屋の娘、千佳が側室に収まる大名家で、世継ぎを巡る暗闘が――。源蔵が巨悪を討つ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
80
人情同心 神鳴り源蔵シリーズの4作目。2014.01発行。字の大きさは…小。捕り物帖と言うよりは時代劇サスペンス。竜吉は2歳ぐらいで親に捨てられ、越後の商人に拾われたものの、すぐに越後西蒲原郡月潟村の角兵衛獅子の親方に売り飛ばされた。六助もまた獅子児として一緒に厳しい稽古をした仲だった。この2人にとって月潟村での辛い日々の中で、唯一心の慰めは親方の娘おようの存在だった。そのおようとそっくりな娘・お清が屋敷奉公に行くと言って行方不明になった。2人で探していたが、探しているさなか六助もいなくなる。お清は…。2020/02/02
とし
45
人情同心 神鳴り源蔵「世継ぎの謀略」4巻。事件は、昔六助と竜吉が世話になった娘によく似た、荒物屋の娘が武家屋敷へ奉公に出るが、不審に思った六助と竜吉が探索をするが、世継ぎをめぐる大名家の家督争いに巻き込まれる。前巻もそうだったかと思うが、今回も六助と竜吉二人の行動、活躍が主で、主人公神鳴り源蔵は控えめな存在のような感が同心なのでもう少し活動すればと思うな~。 2014/02/03
RAKUSI
1
シリーズ4作品、2と3をとばして読みました。竜吉と六助の昔の知り合いに良く似た娘が名を秘された先に奉公に出た事に不審思い、娘の乗った駕籠を追う途中、見失い、また六助も消えて…。竜吉が源蔵の密偵をしていて吃驚!主役らしく源蔵が要所要所で活躍。楽しかったです。2014/05/10
goodchoice
1
大名にも、旗本にも寺社にも恐れない神鳴り源蔵は胸のすく思いがする。2014/04/19
いちゃん
1
神鳴り源蔵の探索に無くてはならない密偵になりつつある、竜吉を見守って行くしかないか。2014/02/26
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