内容説明
紙問屋『松代屋』の若旦那・春太郎が何者かにかどわかされた。「身代金一千両」の文が届いたものの、金を払うこともなく、春太郎は無事に戻ってきた。続けて起こった足袋問屋『越後屋』を狙ったかどわかしでは、若旦那が亡骸となって見つかった。そして、さらなる騒動が――。相次ぐかどわかしの真の狙いとは!? すべてを解き明かした源蔵の人情裁きが冴え渡る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
147
神鳴り源蔵シリーズ、もう9巻目になるのね~やっぱり源蔵さん好きだわぁ。今作も満足でした。が、竜吉と六助・・六助がなんだか心配です。大丈夫でしょうか?2018/10/04
とし
96
人情同心 神鳴り源蔵 「暗闇のふたり」9巻。尾上源蔵手札をもらっている文太の手下、かっては獅子児だった竜吉と六助今回はゴタゴタといがみ合あったりしていたが、あえて黙して語らずの源蔵又事件がなかなか解決せず奉行内からも批判が上がるがあえて黙して語らず、最後は首謀者に同心源蔵ではなく、男として向き合う人情同心神鳴源蔵良いですね。2018/09/30
やま
82
人情同心 神鳴り源蔵シリーズの9作目。 2018.09発行。字の大きさは…中。 捕り物帖と言うよりは時代劇サスペンス。 定町廻り同心・尾上源蔵は、紙問屋・松代屋春右衛門の息子・春太郎がかどわかされた件を探索する。 春太郎は、無事に帰って来たが、なにか春右衛門と春太郎は、隠している様である。 今度は、足袋問屋・越後屋幸兵衛の息子・幸太郎がかどわかされた。源蔵は、万全の態勢で金の受渡場に臨むが相手は現れず、翌日に幸太郎の亡骸が発見される。 かどわかしは、どうなるか…? 最後は、変な話になって終わっている?2020/02/06
犀門
3
No.182★★★☆☆2018/11/06
ササ
0
おお、そういう采配になるのか!今回もまた源蔵の手腕がすごい。仲間はずれ?にされた竜吉たちの最後の驚きが、ふふっと笑える。2023/03/22