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内容説明
古代末期という激動の時代に,貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた,日本への仏法渡来と伝播の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が,生々しいエネルギーにあふれて登場する。最終第10巻は,巻第九(震旦・孝養),巻第十(震旦・国史)。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
7
欠巻の第八巻に続く震旦部の九(孝養)・十(国史)を収める最終巻の本巻には、子の親への思いと行いや冥途に行く者に対する仏教説話に続き、古代中国の秦の始皇帝、漢の高祖、武帝、王照君、玄宗皇帝に連なる「国史」が配される。その中に、孔子の牛をめぐる謎々話や荘子の夫婦の話があるが、彼らは処世を伝える役に留まりその政治思想への言及はない。そのせいか、彼らが批判した震旦の仏法的王権政治(「国史」)を讃え、本朝部冒頭に仏法を王権政治に導入した聖徳太子を置く原本では、逆に本説話集の末法的時代状況が二重写しされるかに思える。2022/11/04
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