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内容説明
古代末期という激動の時代に,貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた,日本への仏法渡来と伝播の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が,生々しいエネルギーにあふれて登場する。原本とは巻の順序が異なり,第1巻は,巻第十一から巻第十三(本朝・仏法)まで。巻頭に永積による解説を付す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
9
天竺部、震旦部、本朝仏法部、本朝世俗部の全31巻、1059話を収めた本書だが、東洋文庫版では本朝仏法部(日本への仏法伝来)を冒頭にある(第11-13巻)。聖徳太子と行基の仏法伝播の説話に始まる本巻では、既存の土俗宗教と仏教が融合していく様が、神仏習合の象徴的人物役優婆塞の登場、空を飛ぶ仙人が女に魅せられ人に戻った後寺を建立するまでの話、魚が法華経になる話等の奇譚に変容する様に読み取れる。「今は昔」で始まり「となむ語り伝えたるとや」で終わるフレームの繰り返しは物語と今との繋がりを意識させる仕掛けなのだろう。2022/10/26
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