内容説明
鳴鳴は、オルディア王弟の娘――。その素性だけでも信じられないのに、玉毅との縁談まで持ち上がっていることに驚く花蓮。だが、花蓮はオルディア王弟がアル・サーフであることまでは知らなかった。この縁談には皇太后の思惑が絡んでいるのだ。鳴鳴を政治の駒にしようとする天綸に腹を立てた花蓮は、ついに絶交を言い渡して…!? 中華風ラブコメ、怒濤のクライマックス突入! 見逃せない!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜の女王
15
☆☆☆ 理央&鳴鳴のカップル成立編。鳴鳴の生まれが明らかになり、玉毅との政略結婚の話が!その後のドタバタドタバタ・・・てな、お約束展開を八方丸く治める宰相様。さらに、ちゃっかり外堀まで埋めてしまう。さすがですが、そのクールな情熱はわかりにくい事この上ないですよ^^;。一方の鳴鳴。無意識でも理央にしか触らせないところ、萌シーンです。この二人の数年後が見てみたい。ところが、収まるものが収まったところで大事件勃発!続きが気になるじゃないですか!番外編で真奏の上司、泣き落とし得意な鴛国王子登場。いいキャラだ。2014/09/04
葉月たまの
11
作者さんが全力で楽しんで書いてる気がする! こういう遊び心満載の本はだーいすき♪。読んでるわたしまで楽しくなっちゃう♪。でも、ラストの引きが凄いいや><。皇后さま、わたしはかなり好きなのに><。どうなっちゃうんだろ!? 鳴々さんは幸せになってくれると嬉しいな♪。理央さんとは、本当にお似合いと思う! というか、理央さんも大人の男の人、という感じがして、すごーいいい!2014/10/27
べべっち
10
残り3冊ということで?フラグの回収が進んでます。そしてクライマックスに向けて最後に事件が!一気に読んじゃいそうです(^^;2016/01/30
ミド
7
鳴鳴と理央のカプは脇キャラを安易にくっつけるのは好きじゃないと最初は思っていたけれどすごく良かった。やっぱり巻を重ねて少しずつ距離を詰めていくというのは大切。陛下を箒で追いまわしていた鳴鳴が、お嬢様の幸せにできる男として認めるくだりもいいなあ。花蓮も陛下に対する態度が変わってきてるし、少女たちの成長を見るのも楽しい。以前に人形の花蓮に気づかず襲い掛かった陛下には幻滅したけれど、これも伏線になっていたのね。2018/05/16
透馬なごみ
7
おいしい!今回とってもおいしい!理央のクールツンとデレの具合がたまらんよ!鳴鳴に対する甘さと天綸に対するツンさ。何事においてもクールな理央。たまらん…!兄弟愛がむらむらする。短編の方の天綸の理央への殺し文句。あれは絶対「俺もそうだったらよかったのにって思ってるに決まってるだろう」とか思ってるに違いない…!理央が鳴鳴に甘えて抱きつくシーンとかみたい…!微笑むとかもっとみたい…!理央は「好き」なんて言わなさそう。「大切」って言葉で愛しそうだよなぁ。理央と鳴鳴の脇役カップルが一番好き!一番おいしい…!2015/03/30