内容説明
13人の女性が殺された連続殺人事件は、犯人が捕まらないまま捜査が打ち切られてしまった。それから15年後、またしても同じ手口の殺人事件が起こる。犯人は今までどこで、なぜ息を潜めていたのか……? 女性たちの目線から社会の暗部を描き出すサスペンス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ
59
21世紀アメリカの文学に多い体言止めとshort sentence 初読みの筆者、押し殺しつつもダイナミックなパワーをずんと受けつつ読んでいく。米 西部海岸で起きた1999年の酸鼻極める連続殺人事件・・未解決なまま流れ 懊悩/痛みを心底に押し殺したまま生き続けたおんな達の周辺に再度波紋が起こる。2014年 かつての被害者の身内、関わった刑事等への聞き込み、証拠解明と続く描写は昏く重い。最終章でサスペンスミステリーはほぼ解決への途へ歩むが。ふと背後を振り返るとそれがダークスポット 本来の光はThese2022/05/07
星落秋風五丈原
29
壮絶な事故を生き延びたヒロインの一人称語りを含めた他視点で綴られるミステリ。2022/09/03
himehikage
21
シリアルキラーによって非白人の街娼ら17人が殺害されたと思われる事件を、捜査側や犯人側でなく、関係する女性たち6人の物語を通じて明らかにしていく。印象に残るシーンが散りばめられたユニークな小説くらいの印象だったが、最後の最後、生き残ることができた一人の女性のモノローグによって語られる言葉にグッと来て、ああ、これがこの小説の言いたかったことだねと、評価が爆上がりした。今の時代を反映した作品で、もっと読まれてほしい。邦題も的確。2022/02/08
本木英朗
20
アメリカの現代女流ミステリ作家のひとりである、アイヴィ・ポコーダの作品のひとつである。15年前の連続殺人がふたたび始まる――またしても街に生きる女たちを狙って!という話であるが……。うーん、途中から分けが分からなかったようだ。またいつか読もうと思う。2021/11/20
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
5
それぞれが、それぞれの辛くしんどい思いを抱えて生きている。やるせない終幕。2023/03/10
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