内容説明
豪商の娘・花蓮（かれん）は危機に直面していた。両親に縁談を迫られたのだ。男よりも趣味に生きたい花蓮は結婚なんてあり得ない！ そこで花蓮が思いついたのは、新皇帝の後宮に入ることだった。何千人もいる妃に紛れてひっそり暮らせば、自分の時間を全部趣味に使えるはず！ そう思い首尾良く後宮に潜り込むことに成功はしたけれど…!? 雑誌Cobaltで圧倒的読者支持をうけた作品がついに電子化！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
39
結婚して、趣味にかける時間がなくなるのが嫌で、逆に人数合わせの後宮に入るという発想が面白かったです！ヒロインが活き活きしていて、知らずに皇帝と出会ってしまい事件に巻き込まれます。皇帝もシリアスであればもっとカッコ良くなれると思うのですが、これはこれで面白いですね（笑）。ふたりの関係がどうなるのか、大変気になります～！2015/08/17
はるき
25
中華風ファンタジーで皇帝とヒロインの恋＝コバルトのお家芸。「なんて素敵なジャパネスク」とか思い出しながら読んだんだが、凄く今風で思ったよりずっと面白かった。中学生みたいな妄想マシンガントークにも読み進む内慣れていくし、コメディーとして中々の出来。2016/06/18
さや
17
★★★☆☆三食昼寝付きを目指して、いざ後宮へー…。「自由気ままな生活をやめたくない！そうだ！後宮へ行こう！」という妄想大好きヒロインは好き嫌いの分かれるところ。そんなヒロインに惚れたばかりに、残念になっていくヒーローは面白かった。話のテンポとかは好きだけど、どうもこのヒロインが好きになれない。巻を重ねるごとに好感が持てるようになるのかな？この小説、『なんて素敵にジャパネスク』に似てるような気がする。2015/11/02
葉月たまの
17
ヒロインが遥さま（わたしの友達）そっくり！ と思った＞＜。でも、正直、わたしもこんな生活したーい＞＜。皇帝の恋とかいらなくて、ひたすら趣味に没頭したい、という気持ち、わかる＞＜。実は最初の方は読んでて、ニートみたいなヒロイン、と思ってたけど、段々好きになってきて、あこがれるようになってきた♪。皇帝さまもわたしなら恋いらないといったけど、でも、男の人としてはタイプ！ 続き、楽しみ、うん♪。2012/11/12
杏
14
意外と文章が重いので、「ああ、また帯でラブコメと銘打ったちょっと軽いだけの話か」と思ったんですが、確かにラブコメは詐欺だ……コメディにラブがくっついたコメラブですねｗ 面白かったです。内容はそこそこしっかりしているし、少女向け読者層が感じているお約束みたいなものをネタにする辺りがいいですね。天輪がなんでヒロインを好きになったのか、もう少し説得力は欲しいけど、残念ヒーローだと思えばありですかね。可哀想というか、もう残念ですね。はいｗ 是非とも、皇帝命令で続編を作者に書かせてほしいですｗ2011/07/21
