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内容説明
母成峠にて、新政府軍の侵攻を食い止めようとする会津軍と兵馬たちだったが、敵の勢いに勝てずに、兵馬は激しく負傷…!!
一方、薩摩の新八郎に連れられ、前線近くまでやって来た妻・アンナ…!!
パリと日本とで離ればなれだった2人の距離は今やわずかとなりながら、お互いを隔てる戦火が更に激しさを増す…!!
戊辰の激戦の中で、夫婦の想いを重ねるためには、何か奇跡が必要だが――――?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
7
男の理念の激突に対し、女はあくまで愛情でもって切り込んでいく。かわぐちかいじの漫画は、いつもそうだ。しかし、『兵馬の旗』が違うのは、アンナの愛情が、共和政事という兵馬の理念を支えていることだ。戦場という過酷な惨事の中で、兵馬の理念が際立つのと同時に、アンナの愛情も際立っていく。それはいつしか、勝ち負けを超えて、存在する。2014/10/05
ウチケン
1
大河ドラマ『八重の桜』のサントラを聴きながらの再読。1年前よりも感じ入るものがあった。非戦・反戦の思いは、アジア太平洋戦争の悲劇ばかりではない。沖縄戦同様に会津戦争も語り継ぐべき歴史だ。2015/02/15
よしQ
0
アンナが話しに絡んできてようやく単なる歴史物語から話が動いてきた感じがする。しかし兵馬の語る共和政事への理想は激戦の只中にある会津では虚しく響く。2014/02/11