ビッグコミックス<br> 兵馬の旗(1)

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ビッグコミックス
兵馬の旗(1)

  • ISBN:9784091840141

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内容説明

時は幕末。旗本の家に生まれた宇津木兵馬は、ロシアに留学もした若き幕軍の将校。兵馬は留学先でロシア人女性と恋に落ち、子供を授かる。一方、薩摩の島田新八郎も同時期にロシアに留学、彼の地で兵馬と友情を結び、その時代としては破天荒とも言える兵馬の恋愛に理解を示し援助していた。だが戊辰戦争が勃発、二人は帰国後理想を異にし、戦う運命に…幕末という時代に生きた人々の心の在り方を、巨大な構図のもとに描き出す巨編開幕!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だまし売りNo

11
主人公の兵馬は近代人である。日本ではチョンマゲを結った和装の兵馬であるが、回想シーンのヨーロッパでの洋装の兵馬の方が活き活きとしている。これらの現代感は、歴史物として新鮮という好感と歴史物らしくないとの不満に意見が分かれるところである。テレビの時代劇がチョンマゲを付けた現代劇と言われて久しい。チョンマゲを付けた現代劇の漫画作品にも注目である。2021/07/04

小梅@灯れ松明の火

9
かわぐちかいじの最新作(たぶん)。今度は幕末を舞台にしているけど、またどっかにタイムスリップするのではないかと心配。思えばかわぐちかいじの作品で、最後まで読み終えることができたのは「バッテリー」のみ。全作品、手は出すのだけれど・・・。「僕はビートルズ」もモーニングにまだ連載中のようだが、あっちはチラ読みくらいしかしてない。10月に第2巻が出るみたいですが、もう少しお話が進んでるでしょうか。できたらかわぐちかいじらしいスケールの大きな物語に仕上げて欲しいですね。せっかくロシア人女性を妻に娶っているのだし。2011/08/16

ぐうぐう

9
戊辰戦争を舞台とした、かわぐちかいじの最新作。しかし、少しひねくれた幕末物となっている。ロシア留学を経験し、ロシア人の妻を持つ男・兵馬を、旧幕府軍に配置するユニークさ。ところが、ロシア留学時に友となった、まるで性格の違う薩摩藩の新八郎を敵役に配置する辺りは、なんともかわぐちかいじらしい。めまぐるしいほどの展開の早さは、かわぐちの自信の表れかもしれない。2011/08/12

ぐっちー

8
幕末もの。八重の桜とかぶる所が多々あるけど、ロシアに留学した男の目に映る戊辰戦争や日本の姿をどう描いてゆくか楽しみなところ。ロシアで彼に何があったのか、まだ描かれてないから、そちらも気になる。2013/09/29

柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中

8
かわぐちかいじの描く幕末、これを原作に大河ドラマにすれば良いのにとか思うけど、完結までまだまだかかるだろうから無理でしょうね。八重の桜がこのマンガを超えることが出来るのかという謎は、八重の桜を観ていない私にはわからない。兵馬と村田が歴史にどう絡んでいくのか、楽しみに追っかけていきたいと思います2013/02/11

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