ちはやふる(19)

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ちはやふる(19)

  • 著者名:末次由紀【著】
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • 講談社(2013/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063803693

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内容説明

秋。名人・クイーン戦予選をまえにしたこの季節。吉野会(よしのかい)大会はついに準々決勝を迎え、千早(ちはや)、太一(たいち)を含め白波(しらなみ)会からは4人が残った。迎え撃つは、福井から参戦の新(あらた)や北央(ほくおう)・須藤(すどう)ら4人。耳がよく、独特な配置で戦う元クイーン・猪熊(いのくま)と当たった千早は、固い相手の自陣に攻めこむことができるのか? より高みを目指す選手たちの意地が、意外な展開を生む。勝者は一人。かつてない局面での対戦に二人は!? 強さも弱さも、持てる力をしぼりだせ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

359
おぉ新ご負けて太一と千早の一騎打ちが決勝で実現するとは…どっちにも勝ってほしい。村尾さんと太一の試合の原田先生が乗っかってる描写に爆笑してしまった笑2015/08/12

エンブレムT

258
「本気で試合をしてくれるなら 愛弟子とだって死ぬ気で取る 成長できるかもしれないんだ まだまだ 名人と当たるまでに 私は まだ・・・」原田先生の、絞り出すように吐露した心情に、その描かれ方に心が揺さぶられました。「「恋が~愛が~ばっかりで少女マンガなんて」とバカにしてる奴はこの作品をキッチリ読み込んでから同じこと言ってみやがれ!」・・・と、先日遭遇して腹立たしく思った人を脳裏に浮かべつつ、こんなところで啖呵をきる私(笑)・・・日が暮れても立ち去り難い、目を離せない対決が描かれてます。くっ・・・!続くのか!2013/02/08

ちはや@灯れ松明の火

231
眩しさに目を細めた。霜の降りた庭に光の粒が散るような清冽なうつくしさに。準々決勝、師匠と弟子三人、揃い踏み、対峙する。敵ではなく、同じものを目指す朋として、ただ競う。当てずっぽうに伸ばすだけでは届かない。高低、強弱、硬軟、歌を象る音に耳を研ぎ澄ませて。攻める、攻め返す、押し寄せる白波は止まることを知らない。勝ちたいと、楽しみたいと。頂にてまみえるふたり、たったひとつの勝ちを求めて。誰よりも長く傍にいた、今、一番近くにいる。惑うことなく、勝利を戴く花を掴み取ってみせると。かすかに細めた目に浮かぶは、笑み。 2013/04/23

645

190
かるたの面白さ・魅力が存分に凝縮された巻。何も考えず只彼らのかるたを楽しめた。猪熊さんが“ちは”を取られ動揺した理由が微笑ましい。桜沢先生が現役を退いた理由、涙に物悲しさを感じたけど猪熊さんの実直さに触れ少し救われた気もする。新の敗退は本当に予想外、強調されていた「これだからかるたはわからない おもしろい」という言葉を実感する展開でしたね。千早と太一の決勝戦という事態に次巻が気になって仕方ない。二人共自分のかるたを模索し形造り始めているし加速度的に成長しているんだろうな。先輩達の愚痴に納得してしまう(笑)2013/06/19

みちゃ

178
高校2年の秋、吉野大会。千早、太一、新、運命の三人組はついに同じ畳の上で肩を並べた。高みを目指す挑戦者たちの激闘に継ぐ、激闘。息をもつかせない試合の応酬。その最後に待っていたのは前巻予告に偽りない「ちはやふる史上最大の勝負」その始まりでした。「全部尽くさず負けるのなんて、まっぴらよ」は猪熊元クイーンの台詞です。思わず心が熱くなりました。てを尽くし何かに打ち込む事の素晴らしさ、またそんな対象がある羨ましさに心を撃ち抜かれました。最高に熱く、何度でも読み返したくなる魅力があります。→2012/12/16

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