NHKさかのぼり日本史<br> NHKさかのぼり日本史(8)室町・鎌倉 “武士の世”の幕開け

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NHKさかのぼり日本史
NHKさかのぼり日本史(8)室町・鎌倉 “武士の世”の幕開け

  • 著者名:本郷和人
  • 価格 ¥523(本体¥476)
  • NHK出版(2013/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784140814925

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内容説明

歴史には時代の流れを決定づけたターニングポイントがあり、それが起こった原因を探っていくことで「日本が来た道」が見えてくる。朝廷と決別をはかった武門の覇者が、いかにして真の統治者となりえたか。南北朝の合一(1392年)→室町幕府の成立(1336年)→撫民政策の開始(1253年)→武家政権の誕生(1180年)と“学ぶ”ことで成長した武士の姿を見る。
■著作権上の契約により、印刷版に掲載されている図版は、掲載しておりません。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

15
私は、武士が統治者となるためには、この「撫民」という考え方を受け入れ、武士が質的に変化をすることが絶対に必要な条件だったと考えています。/武士が支配者に成長していく中でこの思考を身に付けていくというのはわかるけど、それまでの公家には撫民の思考はなかったというのはちょっと疑問。2018/03/29

アキ

6
平清盛や源頼朝が目指したとされる「武士の世」。それぞれの違いや、その実体を知りたくて、まずは終章を読む。そこでは、鎌倉時代以前の武士を描いた「男衾三郎絵詞」に驚嘆!門の外を通りがかっただけで、女子供の区別なく、馬場の柵に据える生首とする、残虐きわまりない武士の姿が、そこにはありました!思わず、大河ドラマ開始時にあった「映像が汚い」という批判を思い出し、現実と虚構のさらなるギャップに思い至りました。そんなことからも、のちの時代には「官僚」としてのイメージもある「武士」の変遷に、さらに興味がわいてきます。2012/12/10

takizawa

4
農民から身勝手に財産を取り立て(=収奪)する存在だった武士が,統治者(行政官)としての徳を身に付けていく過程がストーリー仕立てに描かれている。足利尊氏が鎌倉を離れ京都に政権を置いたのは,京都が長い間政治・経済の中心地であり,京都に進出することで,蓄積された情報や経験,真の統治者となるための要件を学ぶことができると考えたため。2012/04/21

amabiko

2
録画していた番組を見た後に読み始めたので、わかりやすく読めた。第1章:学生時代に興味深く読んだ今谷明『室町の王権』の説が、今では批判を受けているのだとか。本書は一般向けゆえその批判がどのようなものかが曖昧。巻末参考文献を読めばよいのか。第3章:武士は元々「暴力団」だということはぼんやり承知していたが、「撫民」思想の浸透により「統治者」へと脱皮する。ナルホド。第4章:「幕府」は元来近衛大将の唐名で、政治組織を意味するようになったのは江戸中期以降のこと。必ずしも征夷大将軍とは結びついていないというのは驚き。2017/05/04

Go Extreme

1
足利義満「日本国王」の権力・1392年:公家→武士の成熟 公家を凌駕する存在 祭祀権・課税権を奪う 象徴天皇制 足利尊氏京都に挑む・1336年:得宗専制と幕府の揺らぎ 御家人の不満 時代錯誤の新政と武士の不満 足利尊氏の光と影 北条時頼ー万民統治への目覚め・1253年:武士≒収奪者 御成敗式目 時頼の撫民政策 撫民という思想 源頼朝ー東国が生んだ新時代・1180年:暴力装置としての武士 清盛が先鞭をつけた武家政権 頼朝の挙兵と武家政権誕生 源平合戦 武士の都・鎌倉 主従関係の整理と朝廷との決別 武士の学び2024/02/12

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