内容説明
由利子(ゆりこ)、旭子(あきこ)、香子(きょうこ)、花園学園高校2年生トリオに由利子の妹・真由子(まゆこ)を加えた一行は、ドイツで巻き込まれた事件を解決し旅を続けた。スイスで彼女たちを待ち受けていたのは、氷河に閉じこめられたままの死体! 40年前に遭難した男が発見されたのだ。さらに、死体からナイフの刃先が。「死の真相」は殺人!? 彼の婚約者だった桃井陽子と知り合った4人が謎に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
84
悪魔シリーズ第8弾。前作のドイツから、スイスへと未だ旅行中であるとは驚いた。妹の真由子の怪我をだしに使い、校長先生から電話にて更に1週間の滞在延長を手に入れたのだ。しかしスイスにて、40年前のナイフで刺された氷りづけの遺体が見つかる。遺体の当時の恋人が経営する山荘に宿泊した4人は、またしても事件に巻き込まれていく。この処学園を飛び出し、妹を加えた4人組探偵とパワーアップしているが、キャラの特技が香子のお金持ちしか目立たない事はとても残念です。ミステリとしても最後の一捻りが欲しい、と願う事はよくばりですか。2019/02/20
白雪ちょこ
12
「納骨堂の悪魔」の続きで、ドイツからスイスへ。 外国内での事件が発生し、いつものように3人プラス真由子も含めているが、今回はあまりそこまで出てこない。 どちらかというと、この話に登場してくる男女達の友情内がテーマとなっている。 作者はたまに、レズやゲイカップルを出してくるところも、時代を感じてとてもいい。 しかし、外国人絡みのことや金への欲望など、相変わらず事件性に至っては泥ついていて、面白かった。 最後はまた、ササッと解決するようで、残念だったが(笑)2024/05/07
鍵ちゃん
12
由利子・旭子・香子、花園学園高校2年生トリオに由利子の妹・真由美を加えた一行はドイツで巻き込まれた事件を解決し旅を続けた。スイスで彼女たちを待ち受けていたのは、氷河に閉じられたままの死体!40年前に遭難した男が発見されたというのだ。彼の婚約者だった桃井陽子と知り合った4人が「死の真相亅を追及すると…。赤川次郎さんの作品はよくスイスがなぜか舞台になるな。2020/11/03
くろねこ
12
前作から続いてまだ旅行してたw 今回もページ数多くないのに事件多発でめっちゃ忙しい? でも色々いい具合に噛み合って結果上手いこと解決します。それでいいのです。2018/09/10
coco夏ko10角
7
前作のドイツから移動して今回はスイスが舞台。死体は少なくいつもよりは平和な展開。ラストでは幸せそうで何より。2013/05/24