内容説明
午前1時半。川村冬子(かわむらふゆこ)が目覚めたのは寝台車の中。花園学園の修学旅行、夜行列車での帰途だった。その列車のトイレに女の死体が。深夜、冬子が通路でぶつかった「白いコートの男」が犯人なのか!? 数日後、冬子の父親が亡くなり、葬儀を終えた夜……。彼女の自宅の前に「白いコートの男」が現れる――。由利子(ゆりこ)、旭子(あきこ)、香子(きょうこ)の女子高生トリオが、事件の真相に迫る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
51
〔再読〕悪魔シリーズ第二弾。主人公三人組は、花園学園の修学旅行中。今回のヒロインは友人の川村冬子。彼女が目覚めたのは帰りの夜行列車の中でした。トイレに向かう途中、冬子は白いコートの男とぶつかってしまう。トイレに着いた冬子だったが、用をたす事は出来なかった。何故なら、トイレの中には女性の死体が在ったのだから。ちょっとあり得ないストーリーを、楽しむのがシリーズの特徴。今作品は「レオン」のごとき、女子高生と殺し屋の恋の話。彼女達の生き生きとした姿は殺人事件を忘れそうになるが、そこはしっかりとミステリーでした。2014/12/19
くろねこ
11
こっちのが覚えてた。。赤川作品の殺し屋はいい人多めw 基本主人公たちと仲良くなっちゃうんだよね。でもそんなとこがいいんだよなぁ(´ー`) 最後は切ない終わり方、、人殺しだから同情するのも変なんだけどさ。。2017/08/27
くらげ@
8
(☆☆☆☆)寝台車で殺人が起こる。その後殺人者を目撃した冬子の父親が亡ったあと葬式に現れたのはあの殺人者だったが…。香子はすごすぎる。フェンシングで男がバタバタと倒れるもの??と思いながらこのシリーズならあり、なんですよね。最後がせつなかったな。2015/04/16
coco夏ko10角
6
竜一みたいなの好きだな~。冬子と竜一には世間の色んなの無視して一緒に行って欲しかった。。。2013/04/21
kaizen@名古屋de朝活読書会
5
赤川次郎という作家は,つぎつぎにいろいろなシリーズものを作る。 それがまた売れる秘訣なのだろうか。 それに比べて,西村京太郎は十津川警部が多い。 山村美紗も苅守警部が多い。 栗本薫もサーガが圧倒的。 他の作家との大きな違いだろう。 ○○の悪魔ははじめてなので,どきどきはらはらして読みました。 旅行の最後に事件に巻き込まれた生徒達。 香子という万能のお嬢さん 旭子、由利子の3人組。 ただし、寝台車の悪魔は、その知人の冬子が主人公。 赤木かん子が解説を書いている。2011/08/13