文春文庫<br> 萩を揺らす雨 - 紅雲町珈琲屋こよみ

個数:1
紙書籍版価格
¥682
  • 電子書籍
  • Reader

文春文庫
萩を揺らす雨 - 紅雲町珈琲屋こよみ

  • 著者名:吉永南央
  • 価格 ¥641(本体¥583)
  • 文藝春秋(2016/05発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167813017
  • NDC分類:913.6

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

北関東の紅雲町(こううんちょう)で、コーヒー豆と和食器の店を営む大正生まれのお草(そう)さん。彼女は、常連たちとの会話から街で起こっている小さな事件に気付き、ひとり捜索に精を出す。ある日、とあるマンションの一室で虐待が行われていると気づいたお草さん。ひとり捜索まがいのことを始めるが…。悩む人たちの心に彼女の言葉は届くのか? 行動するお婆ちゃん探偵・お草さんを主人公に「老い」と「家族」を正面に据えて描く、期待の新鋭のミステリ短篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

310
その昔こどものころ10年弱、紅雲○という町に住んでいたので(+大矢博子さん解説本コレクション活動の一環で)手に取ってみた。今でもそこに住んでいる母は草さんとほとんど同じ年齢だがこの表紙の絵ほどにお婆ちゃんじゃないぞ。息子の贔屓目なのか?高崎の観音様はこどものころによく連れて行ってもらったのでこれまたなんとなくノスタルジックな感じ。2016/02/01

またおやぢ

208
自分の身の回りに起こる事件を、淡々と解決していくお草さんは76歳。老婆の探偵(?)といえば、アガサ・クリスティーのミス・マープルを思い出すが、人間の心の機微を切なくも温かく抱きしめているのは、お草さんに軍配か。様々な想い出を胸に、生きているからこそ、相手に優しくなれることを気づかせてくれる...そんな一冊。シリーズの様なので、次巻にも期待しましょう。2016/04/06

キングベルⅩ世

207
表紙やタイトルからは考えられないぐらいほのぼのとしてないシリアスな日常系。謙虚なんだけど、ちょっと無理してる感のある主人公・お草さんが閃きではなく、会話や行動から謎を解いていく。痴呆の老人と間違われたり、軽く若い男に組み伏せられたり、そもそも自分から事件に首を突っ込んでいく、この無理してる感がスパイスとして効いてる印象。お草さん以外の登場人物は総じてリアルで、由紀乃のボケていく様なんかは怖い。お草さんより久実の視点で見たいな、この話。2015/03/19

小梅

195
試飲のできる古民家な感じの珈琲と和食器の店があったらハマるな。初読み作家さんで推理物…何にでも首を突っ込んでお節介なキャラクターだったら嫌だなと思いながら読み始めたら、全く違った。私好みの主人公でした。表紙の絵も良いのですが、本文に「盆の窪に纏めた髪」とあるので、襟足近くに小さく纏めた髪型だよな…イラストを描いた人は「盆の窪」の場所を知らないのかな?と、美容師なので変な所が気になりました(笑)2015/04/17

柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中

164
読メのオフ会でこの作者の本を薦められたけど、ハードカバーなので同じ作者の他の本を探していると、日本版ミスマープルという言葉に惹かれて購入。ミスマープルほど謎は解かないが、現代の日本の老婆らしい問題山積みです。謎を解くというよりも年季を積んだ老婆の経験と視点から問題を解決していく短編集という感じ。でも落ち着いて美味しい珈琲は飲めそうなので近所にあればいってみたい感じの店ですね。2013/05/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3045567
  • ご注意事項