内容説明
吉原で放蕩三昧しょうとしていたとき、剣術道場の火事に出くわした見習い同心の八巻卯之吉。どうやら、押し込み強盗に入られ、家宝の名刀「豊後行平」を奪われ、火を付けられたらしい。凄腕同心と知った道場主に、刀を取り戻して欲しいと頼まれ困惑する卯之吉だったが……。大好評シリーズ第四弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
初美マリン
99
だんだんと同心が板についてきたようだ2021/05/25
ケイ
92
今月は、歌舞伎座で隼人くん主演でしていることもあり、原作もきちんと読む事にする。 登場人物らは、テレビの配役でしか頭に浮かばず。卯之吉は原作に忠実だったんだなあ。細面というのだけはちと違うが。刀については、これまた刀剣乱舞の余波で数年前から多少くわしくなっている事もあり、よく理解できるしすらすらと読めた。何もかも都合よくすごい同心が出来上がるのが、涙が出るほど笑っちゃうのよね。気絶するところも、中村隼人君の顔のまんまで想像して、声を出して笑いそうになってしまった2025/01/22
sin
56
盗まれた家宝、御前試合に用意した替え玉、武士の面目、八巻の忖択と、その大筋は同じでも…悪党は悪党!ドラマのような人情噺、きれいごとでは収まらない。命大事と傷口に焼けた脇差しを押し付け、何度も押し当てられて(;´゚д゚)ゞ解放された道場主が逆恨み、八巻憎しと悪党どもと待ち伏せる。剣客?同心大ピンチ(;´゚д゚)ゞ2019/05/30
yamatoshiuruhashi
55
大富豪同心4作目。町道場から失火。幸い延焼はなかったものの出火原因に不審な点が。名刀・豊後行平を共に家宝とする道場主とある大名家、それに浅ましい心根の師範格の男、ヤクザが絡む活劇となる。相変わらずこの見習い同心様は、警察官としての役割を果たしていないが、期せずして核心をつく。どこかで読んだ話だと思っていたら、それこそ何年か前にドラマ化されたものを見ていただけだった。2023/08/20
はにこ
39
女剣客美鈴登場!美鈴の父が経営する道場の危機をなよなよの卯之吉と優秀な手下達で解決。頭は意外とキレるんだけど、弱いのよねwwそれなのにどんどん勘違いされて祭り上げられてるのが面白すぎ!あんなに強い男が良いって言っていた美鈴が卯之吉に惚れるなんて!今回は弥五郎の出番があまり無かったけど、美鈴に弥五郎、最強の護衛がついたねー。2021/04/04