講談社文庫<br> Ave Maria アヴェ マリア

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講談社文庫
Ave Maria アヴェ マリア

  • 著者名:篠田真由美【著】
  • 価格 ¥900(本体¥819)
  • 講談社(2012/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062767255

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内容説明

酸鼻を極めた薬師寺事件から、はや14年。時効を目前にした7月、蒼こと薬師寺香澄のもとに、謎の封筒が届いた。送り主は「響」、封筒の中身はただひとこと「REMEMBER」――。蒼は京介たちの手を借りずに、過去と向き合い記憶を辿り始める。『原罪の庭』の真相に迫る、「建築探偵シリーズ」最高傑作。ぜひシリーズ第5作『原罪の庭』もご用意ください。 (講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

91
辛い過去と向き合い、記憶を辿る様子が印象的でした。子供扱いされないために一人で解決しようとする姿が痛々しく見えます。本編を読んでいないのですが、それなりに一人の青年の成長譚として読むことができました。2018/01/10

coco夏ko10角

22
建築探偵シリーズ13冊目。あの薬師寺事件がもうすぐ時効、というときに…。『原罪の庭』からさらに明らかになることも。『綺羅の柩』のとき蒼が不安定だとは思ったけど、こんなことが起こってたのね。前作で時間経過した後のカゲリが蒼の過去のことを知ってて「そっか、話せたんだなぁ~」なんて簡単に思っちゃったけど、そうだよねそんなあっさりだったわけがない。カゲリがいてくれて本当によかったよ、カゲリ→蒼は時々あれだけど。終盤周りの人達過保護~、ちゃんと親離れできるのか。2017/12/10

瀧ながれ

13
すっかり蒼の保護者の気分で、「蒼をいじめるヤツは許さない」という勢いで読んだので、事件の犯人はもちろんのこと、「大人」であろうとして次第に孤独になってゆく蒼の姿に、ものすごく辛くなりました。…というか、「香澄くん」なのだよね。成長は嬉しいけど、切ないなあ、京介よ。2013/11/09

c_a_m

10
建築探偵シリーズ、蒼の物語。原罪の庭を振り返る大学生、蒼。ファンには嬉しい一冊だと思う。しかし残虐な事件を目の当たりにしながら、なんてまっすぐ育っているんだろう。ルポライター、渡部さんのメールが嬉しかった。皆悪くない、そんな一冊。2012/12/02

nagi

8
「原罪の庭」の完結編。変えられない過去はやっぱり悲しいけれど、蒼くんはしっかりと乗り越えて、未来へと進んでいるなぁと。カゲリくんとの絆も強くなって何よりです♪2018/08/24

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