講談社文庫<br> 翡翠の城 建築探偵桜井京介の事件簿

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講談社文庫
翡翠の城 建築探偵桜井京介の事件簿

  • 著者名:篠田真由美【著】
  • 価格 ¥859(本体¥781)
  • 講談社(2012/09発売)
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  • ISBN:9784062731980

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内容説明

長く一族支配が続いた名門ホテルで、内紛が持ち上がった。創業者の娘で95歳になる老女が今も住む別邸・碧水閣(へきすいかく)の取り壊しをめぐり意見が対立、骨肉の争いに発展したのだ。湖に沈んだ焼死体、血染めの遺書。沼のほとりに佇む異形の館に封印された、百年にわたる秘密とは。桜井京介が鮮やかな推理で解き明かす! (講談社文庫)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

69
建築探偵桜井京介シリーズ第3弾。一族経営の名門ホテルが所有する、沼のほとりに佇む別邸・碧水閣。この館の調査に呼ばれる京介一行だったが、ホテル役員の焼死体が見つかり、一族百年の謎に関わる事になる。今まで話に出るのみだった神代教授が登場、予想以上に楽しめるキャラだと満足。ミステリーとしては、建築物の巧妙な作りを利用したトリックを、建築探偵ならではの知識を使い鮮やかに解いていく、ものではありません。建築の知識、蘊蓄は満載ですが、建築物に寄せる人の想いを紐解く、そんな感じです。碧水閣を、絵でも良いから見たかった。2016/05/20

Tetchy

25
なぜか毎回のめり込めない作品世界に加え、今回は非常に複雑な姻戚関係の一族の内紛が物語の中心であったため、いつもよりもさらに作品世界に入れなかった。登場人物の中には姻戚でありながら、冒頭に附せられた家系図に乗っていない人物もあり、途中で理解するのを投げ出してしまった。またミステリの根幹を成す事件とその謎も読書の牽引力としては非常に弱い。ミステリとして読むべきなのか、キャラクター小説として読むべきなのか、非常に判断の困るシリーズである。はっきり云ってミステリとしては凡作。今後の作品に期待。2010/09/25

tomtom

24
二作目はあまり建築探偵っぽさはなかったから今作は屋敷に関わる謎で楽しめた。ちょっと想像しにくくて実際に見えたらいいのにと思ってしまう。登場人物がごちゃごちゃしてる割にあっけなく終わった感じ。作中に出てくる藤むらの水羊羹食べたいと思ったらもうお店がないみたいで残念。2023/07/05

coco夏ko10角

24
シリーズ第3弾。にして神代教授が登場!こういうキャラだったのね…。こういうめんどくさい一族のうんぬんは家系図見た瞬間「うっ」ってなるけど、雰囲気が出てなんか好きだったりする。蒼の過去がちらと、重そうだなぁ…。倉知淳さんの解説がらしくて面白い。2017/09/28

お~い

19
蒼くんの話が少し出てきて悲しいですよね。何故?というのが少し見えた作品。京介の建築物えの愛が感じられた作品。殺人どうこうよりこういう人に対する優しさを補充する作品というのは結構いいと思ったです。けど、犯人の途中からの豹変ぶりというのが本を読んでいて現実的には受け入れられないけど、面白いところですね。真理亜さんうんぬんは前作でもあったよなぁというところ。楽しく読めた本ですね。寂しいところはあるけど、京介の友人のみへの愛というのがいいかな?と思ったところです。ばらまいてもねと思いますし。2014/10/26

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