内容説明
「いつまた三人で会うのかのう、かみなり、稲妻、雨の中かのう」
――魔女の二枚舌の予言に操られて王を殺し、王冠を手に入れたマクベスは、破滅への道へと一瀉千里に突き進む。雷鳴がとどろき稲妻が光る急激の展開に、人間の情念の地獄が見えてくる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ROY
9
戯曲の日本語版。原文でも読み、芝居、オペラも何度も観ている。面白いのは解説で、当時即位したスチュアート朝開祖ジェームズ1世のオックスフォード行幸に際して、歓迎の芝居が行われ、スチュアート家の祖先がバンクォーというスコットランドの貴族であったことから、マクベスに殺されるが、その子孫が王位を継承するというマクベスの戯曲の動機になったのではないかとの推測が書かれている。2021/01/20
ばななうゆ
8
昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を書くにあたり三谷幸喜さんが意識したという話を聞いたので読んでみた。シェイクスピアはセリフが小難しい印象があったのだが、詩劇だからなんですね。朗読しながら芝居をしていると思えばいいのかなと。2023/05/07
すいれん
3
予言に忠実に従ったら、何もかも失ってしまった、哀れで幸せな夫婦。ねじ伏せる強さをもたず、本当に後悔することもなくただ予言に翻弄されてしまうだけ。巻き込まれる周囲と、残された人々が多大な被害者。でも…10ページぐらいは幸せだったよね。マクベス夫妻。2016/05/18
恭言
2
シェイクスピアは一度読んだだけでは分からない。ということで、次は古本で買って読むとしよう。2012/05/05
あきつぐ
2
面白かった!マクベスはあまり貪欲な男というか非道な人物というイメージはもたなかった。夫人の方が野心家だった。発狂するシーンはなかなか好き。2012/04/17
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