内容説明
草薙護堂は神殺しである。 媛巫女(ひめみこ)見習い・万里谷(まりや)ひかりは悩んでいた。彼女はそのことをある少年に相談することを決意する。すなわち、姉の祐理(ゆり)が仕える魔王(カンピオーネ)・草薙護堂(くさなぎ ごどう)に…。しかし、呼び出した現場にエリカたちもついてきて? 一方、世界各地では魔王たちがそれぞれの目論見で暗躍していた。それがひとつに収束するとき、かつてない戦いが地上に具現する!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クロウ
13
勉強になります。今回もうんちく満載で楽しい。文章は古典っぽい感じで少し堅苦しいので読みにくくはあるのだけど、それもまたいい味を出しているかな。前半は動きが少ないけど、後半はガンガン盛り上がっていくのが素晴らしい。気がついたら、キスシーンはまだかキスシーンは、と思いつつ読んでいる自分がいた。もっと経口摂取するんだ!2015/02/08
METHIE
13
中華マッチョババアにアメコミの世界から飛び出してきたようなカンピオーネが登場。サルの神様は言うまでもなく孫悟空とわかるよなぁ。2014/01/27
ynor
12
まともな人間はカンピオーネになれないのか、まともじゃないからカンピオーネになるのか。護堂の鈍さは典型的なラノベ主人公的ながら、割と許せるのは天然たらしや意味不明モテ描写が少ないのと、ラッキースケベ自体が目的でなく、切実な大目的がぬかりなく用意されてるから。次回も楽しみ。2011/06/12
のれん
11
中華はギリシャと双璧をなす東洋の中心。さてどんな仙人出してくるかと思えば、メチャクチャ脳筋な女傑で吹いた。権能も仁王とか某サイヤ人しかイメージできない。 バトル描写は生き生きとはしているが、結構甘い中断が多く(敵がバトルジャンキーなのも理由か)、盛り上がりが欠けていた。 そして今作の目玉たる世界で一番有名なサルはもちろんすぐピンときたが、その成り方は意外だった。男神の女体化はよくあることだが、やはり拘りがある理由があると嬉しくなるものである。2021/02/23
シルビー
11
新キャラ登場、新たなまつろわぬ神登場と新しい展開が目白押し。今回は前半にあたるお話ですが、前哨戦のカンピオーネ戦がこれまでよりも面白く、続きも期待せざるを得ません。あと神話だけじゃなく歴史や土地の薀蓄があるのも勉強になって良いですね。2018/03/10