内容説明
息子に家督(かとく)を譲り隠居状態の駿河国・江崎藩元藩士・海野洋之介(かいのようのすけ)のところに、人殺しの知らせが。殺されたのは江崎藩の藩士。しかも、喉元を一文字に切り裂くという手練れの仕業だった。藩から隠目付を依頼された甲源一刀流(こうげんいっとうりゅう)の達人・洋之介の前に、次第に藩を揺るがす大きな疑獄が浮き彫りになってきた――。人気時代小説作家・鳥羽亮が満を持して放つ新シリーズ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんぶん
9
【図書館】適当な本が無いかと図書館を物色中、これに当たりました。 カバー裏の解説で判断しましたが正解でした。 隠目付の設定が面白かったです。 凄腕の隠居と言う設定は目新しいものでは無いのですが、剣戟の棲ましさは、やはり剣道を習っていた著者特有のものだと思います。 登場人物に惹かれ、続きも図書館にリクエストを。 しかし、「江崎藩」のエピソードだけで果たしてもつのか・・・ まぁ、読んで見る事にしましょう。2017/06/19
蕭白
8
図書館で衝動的に借りました。目立つ、派手なキャラの主人公ではありませんが、楽しい時間が過ごせました。2015/05/11
JAP
2
初めて読んだ鳥羽亮さんの本。時代物小説でありながら、私にはキャラクター小説のようにも読め、不思議な気分になった。なんと言っても斬り合いの描写が臨場感に溢れている。ラストの山鹿と洋之介の一騎打ちのシーンは鳥肌が立った。死笛かっこよすぎた。2014/02/09
雅
1
いつもの感じ2017/09/07
ひろたけ
1
主役が強いので安心して読めた。鳥羽作品はいいな2014/01/15