出版社内容情報
外科医の象徴「メス」だけでは救えない命がある。
かつて神の手といわれた天才外科医も
手術ロボットや先端医療機器、人工知能などのテクノロジーを駆使し、
暗黙知であった熟練の技を、正確に伝承している。
COVID-19後の新しい日常では、現場の医療者が自ら声を上げ、
オンライン医療やVR(仮想現実)、リモート遠隔手術などを活用し
崩壊寸前の医療現場に立ち向かっている。
このような危機的状況で、なぜ医療現場のイノベーションは加速したのか?
現役外科医として現場に立ち続けながら感じた危機感から
エンジニアとベンチャー起業し、課題に対峙し続ける異端の外科医、杉本真樹医師。
Appleが世界を変え続ける30人に選出し、
「情熱大陸」「カンブリア宮殿」「Forbes」などにも出演した著書が、
最先端テクノロジーで医療と健康の境界を解放し,
「メス」を越える新しい医療の価値を創造する。
ヘルスケア、ビジネス、テクノロジー、教育、不屈の半生を綴ったノンフィクション。
常に価値ある希望を持ち、人類を前に進めたいすべての人に力を与える一冊。
第一章 VR手術はここまで進んでいる
第二章 私はなぜ外科医になったか
第三章 地方で目の当たりにした医師疲弊の現実
第四章 VRとの出会い、そして起業
第五章 心の壁を越える
第六章 医師を目指す君に伝えたいこと
内容説明
外科医の象徴「メス」だけでは救えない命がある。かつて神の手といわれた天才外科医も手術ロボットや先端医療機器、人工知能などのテクノロジーを駆使し、暗黙知であった熟練の技を、より正確に伝承しようとしている。COVID‐19後の新しい日常では、現場の医療者が自ら声を上げ、オンライン医療やVR(仮想現実)、AIやロボット遠隔手術などを活用し崩壊寸前の医療現場に立ち向かっている。このような危機的状況で、いかに医療現場のイノベーションは加速したのか?最先端テクノロジーと人との繋がりで、医療と社会の境界を解放し、「メス」を超える新しい医療の価値とは?
目次
メスを持たない外科医の「VR支援ロボット膵癌手術」
バーチャルとリアルが共存する医療現場
クリエイティブで人間が好きな外科医を目指して
不屈の精神とMacで白い巨塔に挑む
疲弊した地域医療・医師を救う医師
シリコンバレーから医“領”解放
VRの社会実装が患者と医療を救う
医療機器ベンチャーHoloeyes創業の秘策
医療デジタル変革:VR+AI+オンライン医療
致命的事故・癌闘病・友人の死から学んだ自分の解放
人との境界を越える共感の力
メスを超えて
著者等紹介
杉本真樹[スギモトマキ]
医師・医学博士。Holoeyes(ホロアイズ)株式会社共同創業者、COO(最高執行責任者)、CMO(最高医療責任者)。帝京大学冲永総合研究所特任教授。1996年帝京大学医学部卒業。国立病院機構東京医療センター外科、米国カリフォルニア州退役軍人局パロアルト病院客員フェロー、神戸大学大学院医学研究科特務准教授、国際医療福祉大学大学院准教授等を経て2016年にHoloeyesを創業。2019年から帝京大学冲永総合研究所に特任教授としてInnovation Labを創設、室長を務める。日本外科学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本内視鏡外科学会技術認定医。VR/AR/MR/XR、医用画像処理、医療ITシステム、手術支援、低侵襲手術や手術ロボット、3Dプリンタによる生体質感臓器モデルなど、最先端医療技術の研究開発と医工産学官連携に尽力。医療関連産業活性化、科学教育、若手人材育成などを精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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