喧嘩商売（１７）

著者名：木多康昭【著】

講談社（2015/03発売）

• ISBN：9784063618198

内容説明

忌まわしき柔道王・金田保（かねだたもつ） vs. 宇都宮の悪童・佐藤十兵衛（さとうじゅうべえ）。究極にリスキーな特別ルール……その名は“デス・バトル”!!　天才高校生・佐藤十兵衛、リングデビュー!　一撃必殺の“金剛（こんごう）”を切り札に勝負を挑む!!　だが一方、相手となる柔道王・金田保も、自分が格上であるという驕りを捨て去り、いかなる手段を使っても十兵衛を倒そうと勝利への歪んだ執念を燃やしてた……!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[yoshida]

「喧嘩商売」のクライマックスである十兵衛対金田のデスバトルが始まる。五輪柔道金メダリストの金田。MMAへ転向し高校生の十兵衛と戦う。金田は筋肉増強剤で筋力を高め、グローブの下にメリケンサックを仕込み、10分起きに効果の出るドーピングも仕込む。梶原により富田流の技である金剛は金田に知られており、十兵衛は苦戦を余儀なくされる。また、ヤンマガ連載中の「喧嘩稼業」に繋がる上杉均対入江無一の戦いの結末、拳聖こと里見賢治の進道塾への道場破りのエピソードあり。全ては「喧嘩稼業」の陰陽トーナメントに繋がる熱い展開。白熱。

2019/05/21

[ゼロ]

デス・バトルで戦う佐藤十兵衛と金田保の試合が始まった。前哨戦を受け、金田は高校生相手にドーピングとメリケンサックを使うことを決めた。勝てる確率を1%でも上げる。対する十兵衛は、柔道王に道着を着て望み、頭を使って戦うが、全て空回りで終わっている。格闘技なのに、心理戦であり、次なる展開が読めないのは面白い。ノックアウトし、ギリギリでタイマースイッチを止めたが、ここからの反撃はあるのか。だが十兵衛を知っているものは、ここからが強いと言う。次巻に期待します。

2017/06/25

[オジャオジャ]

金田やべえ。金メダリストは才能の塊である。

2015/05/22

[貴人]

「幕張」を書いていた作者が、こんな格闘漫画の最高峰な作品を書くことになろうとは。リアルでダーティーな世界観に、ちゃんとファンタジーを一指しくらえて話を盛り上げてくれる好きなタイプ、ドンピシャである。なにより驚いたのが、広げた風呂敷をちゃんと回収するために再開したことだ。絶対復活しないと確信していたので是非とも応援したい。皆さん、どうか清い一票をお願いします、おススメです。

2014/12/06

[オジャオジャ]

ギャグとシリアスのギャップがすごい作品。好み分かれるだろうが、すげえ面白いよ。これ。

2009/10/17