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内容説明
降幕の刻。「光の緒」「常(とこしえ)の樹」「香る闇」、そして前後編からなる降幕話「鈴の雫」――眩き4編、ヒト知れぬ生命達の脈動と共に。広大無辺の妖世譚――その幕がついに降りる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
63
再読。帯にある降幕の刻という文言に揺さぶられる。蟲が人を(結果として)助けてくれる前半の二話。そして蟲に近づかざるを得ない人間の業を描く『香る闇』。最後の物語は、人間と蟲、世界とギンコが歩む方向を語るかのようで哀切だった。救ったものも救えなかったものも沢山いたが、それはギンコが多くの人々や蟲たちと関わったから。蟲師という物語に一旦の幕が降りた。愛蔵版も求めそうだなぁ(苦笑)2016/12/15
Mizhology
42
10巻完結だったなんて(/_;) 蟲って文字で読まず嫌いしてたけど、読み出したら止まらなかった。独特のほっこりした世界観。お祖父ちゃんやお祖母ちゃん、伝承の優しい感覚だったのか。とてもあたたかい居心地よいお気に入り作家さんが増えて嬉しいです。2013/09/30
まりもん
24
友人に借りて読了。えっ最終巻だったの?という気がしてしまう感じだったのでさりげなく数年後に続きを出して欲しいな。2012/02/05
あっちゃん
23
数年ぶりに再読。最後の話はこの蟲師の世界観の総まとめって感じで良かったと思うけど、やっぱもっと続けて欲しかったなぁ!2013/09/26
魚京童!
22
この世界が好き。地中に蠢く蟲の存在を認めて、それを肯定する。でもとても日本っぽい。それは見えないものを信じるから?形を与えるから?一神教に駆逐される前は世界はこんなにもいろいろ存在したんだと思う。見えることと言葉にすることと、文字に残すことは異なるのだと思う。こうして言葉にするととても愉しい。今まではなかなか機会を作らなかった。漫画は違うと思ったから。それはやめて書いていこうと思う。こうして書くことが好きだから。2022/02/08
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