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内容説明
【無料試し読み閲覧期間2025/6/13~2025/6/26】
この世はヒト知れぬ生命に溢れている――。とある山で“ムジカ”という蟲師の探索を依頼されたギンコ。その道程でムジカの弟子を名乗る少年と出逢ったギンコは、“山のヌシ”をめぐる山の異変とムジカの失踪の真実を知る――。果てなき生命、定めなき姿態。ヒトと蟲との世をつなぐ蟲師・ギンコの旅路、第2集。~アフタヌーンシーズン増刊連載作、珠玉の5編を収録~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲンショウ
68
古本購入。拝読。愛と罪と罰。人の持つ運命。そして、人の狂気の意味。人は、哀しく愛しい。語られる物語は、仕様も無く悲しい…でも、その情景は、仕様も無く美しい。やまねむる、筆の海、雨がくる虹がたつが好きです。2013/03/31
眠る山猫屋
41
再読。『筆の海』の淡幽の生きざま。そして『雨がくる虹がたつ』の虹郎の生きざま。他の三編の主人公たちの選択肢。どれもこれも、重たいけれど心に残る。シリーズ屈指の一冊です。印象的。2016/09/17
キジネコ
34
幽玄なる山河、果てしもない森の何時でもない時を回遊するギンコ その世界に人が居て蟲が共生している。恰も蟲は影、まるで自身の足元に開いた異界への入り口の様、まるで本当の自分自身の様、まるで宿主の諦感を蝕む不吉の様です。ふんと鼻で嗤い、所詮作り事だろうにと云って怖れを隠せば対話する楽しみを自ら封じてしまうことになる。文字で、絵で表した時 私たちの世界を如何に正確にトレースしたところで誤差と云う蟲が姿を見せる。其れは真実との距離。山河は香歩の奇譚や天狗が跋扈し狸が笑う下鴨の森に繋がってる様な気が… ああ楽し。2017/06/06
ブックマスター
31
一巻よりも絵が上手くなってる気がしました。カラーページもあって嬉しかったです。「やまねむる」、「筆の海」はアニメを見た時から印象に残っていた話だったので、原作の方でもう一度見られて良かったです。「露を吸う群」、「綿胞子」はハラハラしました。特に後者は、蟲の恐ろしさが垣間見える話で怖かったです。でも好きな話。「雨がくる虹がたつ」も好き。2014/05/26
1039kuri
23
「やまねむる」のギンコのセリフが切なくて。悲しいのに、なぜか元気をもらえるという不思議な物語。2015/07/13
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