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内容説明
丑嶋から教唆されて、ヤクザ絡みの融資詐欺に加わった板橋。同期の親友・小堀の実印を盗み、無断で連帯保証人に立てるが、本人確認の身代わりに立てた蛭谷に感づかれ、50万円強請られてしまう。一方、小堀はパワハラ上司の標的にされ、家事育児に協力できないことで夫婦仲も冷え、心身共にストレスは臨界点に…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
54
この巻は号泣した。人間にとって何が一番大切かを考えさせる結末。「褒められるのって重要だよな。大人になると褒められることが少ないもんな。」みんないつも褒められようと必死なのだ。「一生報われない社会でも、粛々と仕事をすればそれでいい。」大切な人を守っていけたらそれでいいと思う。何を捨て何を得るか。人にとって一番大切なこと、それは「誇り」なのかもしれない。それを失ったら人間として魂を失ってしまうのだ。今回が最も感動する作品だった。2013/08/20
ゼロ
50
サラリーマンくん編、完結。終盤は小堀の周りには見てくれる人がいて、小堀はそのことを自覚していなかった、という展開になった。急に前の事業所から連絡があったり、振り回していた医者から褒められるとは都合が良いのではないか。ただ仕事を休職し、休養さ、復帰したことにより物事が回り始めて良かった。コツコツと努力を積み重ねてきたことには意味があったのだ。ただ板橋については、金の亡者となり、売れるものは全て売ってきたのだから、あの終わり方になってしまうのは仕方がない。最後の最後で良心を見せてくれたが、時既に遅しだ。2016/11/23
PSV
20
これ以上 自分を嫌いになりたくない ★★★★★ 板橋の最期は男らしい。もっと早く、男を魅せていればと思う。小堀も、なんとか報われたような。2012/06/28
ワダマコト
16
ちょっといい話になって終わるっていうのが、ウシジマくんを読ませる秘訣なんだろうなぁ。2014/07/19
うめ
13
誠実さで人望を集めていた事に泣けてくる。人柄って大事。2017/06/12