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内容説明
俺達は会社に不必要な存在になったのか!?
それとも
会社が社会に不必要な存在になったのか――
追い出し部屋、ブラック企業…
会社物語が自己愛を満たしていたのは今や昔。
たまらない寂しさを埋めるべく
中年サラリーマンは丑嶋から借金を繰り返し
キャバクラに嵌っていくが…
何者かになるために会社に入ったのに
何者になりたいか分かっていなかった――
中年リーマンの悲哀節炸裂!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
65
人間の汚さがリアルに描かれている。どこにでもある、見向きもされない、ありふれた、都会の排気ガスたっぷりかぶった薄汚い雑草のように、、日常に自分が自分である理由に飢えた満たされない中年サラリーマンの空虚さの隙間に闇金ウシジマくんが浸食していく2013/11/30
ゼロ
59
中年会社員くん編。結婚もして、息子もいて、課長補佐にいる加茂は、不倫をしていた。理由は孤独を埋めるため。自己愛を満たすために若い子とセックスをするか、キャバラクに行き時間を忘れるか。一生満たされることのない人生を過ごしていた。一方、曽我部は、追い出し部屋で異動となり、無意味な時間を過ごす。会社にしがみ付くにも、結局は同僚の会社へと転職する。自分の人生を生きてみたかった。中年の心情をリアルに表現していて、話がぶっ飛んでないだけに身近に感じる人もいそう。普通の人と思われる人でも闇金融に手を出す人はいるのだ。2017/10/28
まふぃー
36
中年会社員くん、明日は我が身😨毎度リアル過ぎてゾッとする。 「金が全てじゃねぇが、全てに金は必要だ」2020/08/01
読み人知らず
18
中年サラリーマンはクズだなー。将来が不安でもこれはやっちゃいかんでしょ。ということをやってしまう。懐かしい顔も出てきたなぁ。2015/04/12
もちもちかめ
17
そんな奴おらへんやろ、な中年サラリーマン編。またもやカタギ悪人だけども造形が浅い感じ。カタギの悪者はなかなかシッポ出さないからまともにモデルにならず描きにくいのだろう。読むのが嫌すぎてかなり読み飛ばし、オチがイマイチピンとこなかった。もう読まなきゃいいんですけど、嫌なものってなんでこうも魅了的なのか。真鍋昌平先生のインタビュー記事で、ウシジマくんを終わらせたのは悪人が主人公だと共感しづらく、話が進むにつれ読者が離れていったからと。それで次作の弁護士主人公と。いや先生、九条の大罪もなかなかえげつな。2022/10/11