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内容説明
強い覚醒効果があるだけでなく、驚くべき延命効果までもが噂される合法ドラッグ“アテロミン”。小さな番組制作会社でディレクターの夢を追いかけるAD・勝村剛士は、激務の中でいつしかこの薬を常用するようになっていた。ある日、ついにディレクターとしての初仕事を任された勝村だが、同棲する恋人・かづさに錠剤を発見され、捨てられてしまい…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほむら
11
残される側の話が多かったかな、という感想です。配達員の仕事をしている主人公も、あっという間にこの状況に慣れていました。大勢のために少数を殺すなんてことを政府がやる世の中ですから、慣れるしかないんでしょうけど…。でも、それに反対する思想を持ったからって排除されるなんて、もう法律の根本から間違っていますよね。退廃思想者が是正される制度自体が倫理的におかしいかなと思います。この調子でずっと進むのかな？主人公の影が薄いし1話ずつに山谷があるから、物語全体でも起承転結があるといいなと思います。2013/10/29
カラシニコフ
10
出征の話は割と良い感じ。 ★★★☆☆2016/02/26
saga
9
この巻ではイキガミ配達員の苦悩から入っているが、国繁を幼少時から名誉なこととして教育を受けてきた普通の人間には、藤本の職業は誇りあるものではないのかな？ だからこそ藤本の思考が、この世界では異端であることになるのではと思ってしまう。「純愛ドラッグ」の彼女の最期は、彼のために生きようとしただけに愚かしいし切ない。2012/09/10
ゆーちゃん
8
藤本がイキガミ配達員としての仕事を通してどのように成長していくのかが気になります。2010/12/10
十六夜（いざよい）
7
まさにタイトル通り究極極限ドラマ。ドラッグの恋人同士もヘルパーのお兄さんも、それぞれがイキガミを受け取ってから亡くなるまで精一杯生きようとした姿が心にズンと重く残る。最後に何を望むかが人それぞれ違うのが興味深い。2016/01/01
