ヤングサンデーコミックス イキガミ（４）

著者名：間瀬元朗【著】

小学館（2013/03発売）

• ISBN：9784091512277

内容説明

「子供に罪はない」と固い信念を持つ中学教師・田村宗一は、どんなにクラスが荒れようが自分の信念を貫き怒ろうとしなかった。そんな田村の態度に嫌気がさした生徒・米田みつるは、田村をクビにするべく、ある作戦を考える。それは彼の携帯電話を盗んで女子生徒の着替えを撮影し、罪をなすりつけようとするもので…

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ほむら]

あれ？3巻飛ばしてたみたいです。気付かなかった…。イキガミ配達は、全国民が対象だからその人生も様々で、最期の一日を描くから漫画自体の振れ幅がすごく広いですね。学校の問題から車まで…。そういえば、課長の話ではこの法律って海外から持ってきたものだったんですね。反対運動も一応あったらしい…。時間が経つと流行りでなくなってしまって反対する気がなくなってしまう…なんだか非情。無い方がいいのは明らかなのに…。

2013/11/05

[十六夜（いざよい）]

子供を持つ親として、最愛の娘を残して命を絶たなければならない母親の話が読んでいて苦しかった。自分が死ぬ事よりも、自分の子が同じ目に合わないよう考えるのがやっぱり親なんだね。それにしても妊娠は２５歳過ぎてからが常識って、話の中とはいえ嫌な世の中だな。

2016/01/01

[saga]

本巻の２つのエピソードはどちらもグッときた。イキガミを渡され、それぞれの事情で自暴自棄となるが、最後には残された者が良い方向へと向かう。「子どもと動物には勝てない」ってことかもと思いながら、感動のツボを押された感じ。涙は出ませんけどねｗ

2012/10/13

[ゆーちゃん]

自身を更生しようと頑張る人、後悔しないためにも復讐しようとする人…イキガミはホント恐ろしいものです!!

2010/12/13

[ゆうみい]

子どもに罪はないというスタンスはわからなくもないけれど、子どもと言えど、ある程度は自分なりの選択肢は持っているわけで。中学くらいになると、私はいっぱしに自分なりの正義を振りかざして生きていたし、多分同級生たちだってそうだと思う。その思想のいかんは置いておいても、結局生徒にその思いが通じたもん勝ちだし、こういう結末を見せられれば、それも正しいのだろうなと思う。

2017/07/09