小学館文庫<br> メタルカラーの時代12 空前絶後のスーパー仕事師

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小学館文庫
メタルカラーの時代12 空前絶後のスーパー仕事師

  • 著者名:山根一眞【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 小学館(2012/03発売)
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  • ISBN:9784094080797

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内容説明

精密さの極みにかけた男たちのドラマ

重さの“絶対神”キログラム原器を守る男たちがいる。また、誤差10兆分の1秒の時計をつくった日本人がいる。日本の工業は、精密な計測値に裏付けられて、その品質を誇ってきた。そして日本は今また、兵庫県の山中に直径437メートルの大型施設「スプリング8」を作り、[人類初の巨大な眼]をも手にした。さらに本書では、南米アマゾンへの現地取材で、自然と人間の共生とそのための技術をリポート。それぞれのメタルカラーたちに聞く、シリーズ第12弾。

【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

目次

絶対神「キログラム原器」10億分の1キログラムの世界―通産省工業技術院
工業の必須品「マイクロメーター」開発の大使命―ミツトヨ
1000分の6℃まで計測可能「超精度温度計」―田中貴金属工業
誤差10兆分の1秒を実現した「原子時計」―郵政省通信総合研究所
月への打ち込み目指す「微小地震計」―アカシ
「角度の原器」作りも目指す「角度センサ」の製造―多摩川精機
人類が初めて手にした巨大な眼「スプリング8」―高輝度光科学研究センター
日本科学力の勝利「スプリング8」で世界的成果―愛媛大学
和歌山ヒ素カレー事件の謎を解いた「スプリング8」―東京理科大学
日本の高度技術で貢献「アマゾンナマズ資源調査」―三洋テクノマリン〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

21
この巻の副題は「空前絶後のスーパー仕事師」ということで様々な技術の場面で活躍されている本当にすごい人々にインタビューをしています。キログラム原器、超精度温度計、原子時計、アマゾンでの様々な研究など非常に目を見張る思いで読みました。マスコミにはあまり出てこないけれど本当にすごいことを行っているhとびとがいるというのがよくわかりました。2014/06/28

bluemint

5
とんでもなく微小の単位の測定器を研究開発する人との対談。キログラム原器の管理、千分の一ミリを測定するマイクロメーター、超精度温度計、誤差10兆分の一秒の原子時計や多くの基礎研究に機会を与える最先端の放射光施設スプリング8など、日本人であることが誇らしくなる。ウイルス学者畑中博士の、「おおまかなところで生命現象がどうなっているかをダイナミックに探る時代が終わり、ミクロの分析にこだわり過ぎ、大転換パラダイムの転換の発想が出てこない時代になってしまった」という指摘は大きい。2018/07/23

totssan

2
 文庫化され読みやすくなった山根氏の連載本。これは雑誌掲載時から好きで読んでいたので、本になっているのはありがたい。ネタが非常にコアかつ重要と思え、非常に勉強になる。インタビューされる技術者、研究者のコメントがほんとに凄いと恐れ入ることしきり。かなり高度なことを発言されていると思われる(しばしば難しい)。山根氏コメントはある程度のフォローになるところあれば、ちょっとベクトル違うところもあり、また妙な相槌が癇に障る場合もあるが、総じて読みやすくする視点があるので良い。2023/03/30

文章で飯を食う

2
6割は、単行本で読んでいたが、読み返すとおもしろい。スプリング8を仕分けにかけた民主党は、科学がわからないってことだな。2010/05/18

和彦有住

0
電子化済み2020/06/06

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