内容説明
兄ジェラルドが戦っている星域の<宙峡>が崩壊!? エレオノーラは、邪悪な陰謀を阻止するため、彼のいる戦場へ向かう。しかし、巧妙に仕掛けられた罠が!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
5
現時点で不平等がはびこっており、かつ、それが崩れたとしても、次に来るものが平等であるという保証はない。敗者が勝者になり、そして勝者が歯医者へと姿を変えることはあっても、それによって誰もがしあわせになれる社会が到来するわけではない。勝者になる人間はそれほど甘い存在ではないため、結局底辺をさまよう人が出てきてしまう。2016/04/24
kuma-kichi
2
んー、なんとなく先が読めるような。 ニュータイプとか(笑)。2018/04/26
二分五厘
0
2003.10.2
Humbaba
0
禁断の技術は、使い方を誤れば世界を滅ぼす。そして、それを求めるたちは存在していた。兄に会うよりも、宙峡を崩壊させないようにすることの方が優先されることであるため、なんとかそこにたどり着こうとする。しかし、そのためには様々な犠牲が必要であった。2010/04/02
永山祐介
0
そういえばふと、このお話って、主人公と言える二人、エレオノーラとジェラルドを、ともに他者から描いてるってのは特徴的な気がした。ジェラルドについては基本的にアルフォンソ視点で描いて、エレオノーラに関してはベアトリーチェ視点で描いてるんですよね。視点となるべき二人が、どちらもその主人に対して従順かつあまり疑問を挟まない(主人の行いは正しい)感じなので、エレオノーラもジェラルドもきっと内面色々考えてるんだろうけど、それが隠されるんですよね。なんか面白いな、と。2003/04/02