白竜 8

著者名：天王寺大【著】/渡辺みちお【著】

日本文芸社（2012/08発売）

• ISBN：9784537099881

内容説明

新任の渋谷中央署署長・神内一樹は複雑な過去を持つ、元エリート警察官僚。徹底的な取り締まりを行う神内によって、黒須組の資金源は次々と潰されてしまった。事態を打開するため、神内との面会に臨んだ白竜だったが･･･？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[笠]

3 『野望の王国』の柿崎みたいな警察署長が赴任してきて、白竜と黒須組を徹底的に潰しに来る。莫大な賄賂を要求しておきながら、白竜が収めようとしたところで贈賄罪で逮捕。勾留中に指導と称して道場で殺そうとする。うーん、ほぼほぼ同じ展開を最近読んだな、『代紋take2』で。やはりヤクザにとって警察は天敵であり、さらにヤクザを主役にするからには警察は敵役になるわけで、腐敗した組織として描かれるのは宿命だな。まぁ実際の警察もヤクザと癒着する程度には腐敗しているのだろうけど。

2022/09/20