白竜 21

著者名：天王寺大【著】/渡辺みちお【著】

日本文芸社（2013/04発売）

• ISBN：9784537107876

内容説明

土地入札をめぐり火花を散らす情報戦。香港から恐るべき男が参入!!　白竜こと白川竜也の戦いは――！　清算事業会が売却する都内一等地の買収に、大阪から乗り込んできた村尾建設営業部長・鬼島岩男。ミスター清算事業会と呼ばれた桑田を天下りさせて万全の体制を築いた鬼島に対して、白竜は「あなたはこの勝負に勝てない」と断言するのだが……!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[笠]

3 完結。土地の入札のため、審議会の重役を天下りさせて予定価格を漏洩させるなど、色々な裏技。フィクションではあるけど、似たようなことはやってそう。自分の身をおいている業界でも、重要機密を漏洩させたり、発注権を持つ公務員を接待したりと、法に反するやりとりも日常茶飯事だ。今ですらそうなのだから、昭和の頃など何をか言わんやである。何百億、何千億なんていう金が動く入札なんか、人が死んだって不思議じゃない。そういう闇があるからこそ、白竜のような男が暗躍することができるのだろう。続編にも期待。

2022/10/17

[ﾄﾞﾝﾄ]

無印完結巻。いつもよりデカい額の金が動いたり、香港から手強そうな奴が現れたりするのにいつもの白竜ストーリーでスーッ……と終わるのがすごい。次シリーズLEGENDで六本木にお引っ越しするのに、「六本木に打って出ます！」「えぇっあの魔窟に！？」とかそういうやりとりも一切無い。強い。強いぞカシラ。

2017/07/17

[漫画専用アカ]

第一部完結

2017/03/18

[クリボー2]

予定価格を聞き出そうと、必死な部長が泣ける。ここに感想を書くまで、無印最終巻ということを知らなかった。そんな感じでいつものカシラ無双です。

2011/09/01

[誰パンダ]

その名は白竜！最低入札価格を算定した不動産屋を割り出して、同じように土地を査定させて最低入札価格を知ったり、相手の入札価格を知るために、5%の事前準備金を知っている役人を狙ったりと、頭脳戦で勝ち続ける白竜。さす白！

2023/05/30