内容説明
絶望的な戦況の中、新城直衛がついに一軍の指揮権を握った! 大地を覆う精兵を率いる美しき天才作戦家ユーリア姫と死守命令を下された新城。未完の城塞、六芒郭で決戦の時を迎える!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カモメの本棚'10
2
六芒郭の戦い。新城直衛少佐の能力も凄いが、その周りの部下、友人、義兄も凄い。丸枝中尉と夏川中尉との対比が興味深い。そして、副官に唸る千早が可愛い。2015/01/18
yanmer
2
1回読んだだけじゃちゃんと理解できないけど、ホントに面白い。戦記ものはダメかと思ったけど、めちゃくちゃ面白い!!( ・∀・)2010/07/08
カラヤ3
1
運動戦・野戦が好みの新城が戦局展開上やむを得ず要塞防御にあたるが、ここでも原則を逸脱せず火砲集中使用で敵に損害を与えるという、原理原則はやはり大切だなということ。2018/05/19
ほぅ子
1
次第に焦がれていくユーリアや、その部下と食い違っていく帝国軍。狂気にまみれる少年や、尊敬を集める気弱な将校のいる皇国軍。逼迫する戦況と同時にさまざまに変化していく人間たち。その中で、主人公だけが相変わらず傲岸なほどの不敵さで頼もしく見える。敵だらけの中で数少ない味方の動向がキラリと光りますね!主人公至上主義の自分としては、冴香とユーリアの対立が気になるところwww2012/11/23
エラリー
1
敵の皇都進撃を阻止するため、未完成の要塞に籠城する新城少佐。相変わらず自国の政治に振り回され、思うような戦争ができない。今回は今までにも増して、全編絶望的な戦況。そんな中、若い将校達のエピソードにはシビれた。また、戦争を楽しむ卑しさを持ちながら、人の生命や信義について確固たる信念を持つ主人公のセリフに酔った。強烈な個性を持つ佐藤節はクセになる。ラストが棚ぼた的展開なのが玉に瑕か。 2012/04/11