内容説明
「32年前、私が長男を仕事場(テレビ局)に『子連れ出勤』したことでマスコミのバッシングが始まりました。あの論争があったからこそ、私は成長できたと実感しています」
3人の息子がスタンフォード大学へ入学し、その子育て法が話題になったアグネスが語る、誰しもが活躍できる女性たちへのメッセージ。
目次
第1章 「アグネス論争」が残したもの
第2章 幸せを感じられない日本の女性たち
第3章 女性たちを囲む「見えない檻」
第4章 子どもたちこそ社会の希望
第5章 「女性が輝く日本」への意識改革
第6章 「アグネス論争」が私を成長させてくれた
第7章 日本の未来への展望
あとがき――女性たちよ、「勇気の一歩」を!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデミン@もも
46
アグネス論争から30年以上経った日本のジェンダーギャップ指数120位だもの。この数字が全てとは言わないが、もっと変わらないと、変えないと。それは、自分の意識から。 2021/04/03
gtn
18
ある役割を完璧に演じてしまう「ロール・パーフェクト」の傾向が日本人にはあるらしい。思えば、第一次第二次ベビーブームも、みんな産んでいるから私もという役割演技の側面があったのではないか。さまざまな施策を講じても、各人の自由意思に委ねる限り、出生率の著しい上昇は望めそうにない。ならば、今まで消極に解されていたロール・パーフェクトをうまく使って、国民のムードを変えていくアイデアがあればと思う。2020/05/13